マイアミ生活術

2012年3月31日 (土)

銀行手数料

アメリカから帰国後も維持しているBank of Americaの銀行口座。ドル建てのクレジットカードが使えるので、iTunes Store USAやAMAZON USAからのショッピングに重宝している。口座取引はWebで確認できる。毎月の月末にSequrity CheckpointのE-mailが送られてくるのだが、久々にじっくりと確認してみた。

すると、「Monthly maintenance fee $14.00」を徴収されていることに気付いた。

「あれ、口座維持手数料がかからないところがBank of Americaの利点だったのにおかしいな」

と思い、いろいろと調べてみる。月に一度、Saving AccountからChecking Accountへ自動的に$25が移されるAutomatic Transferを設定しておくことにより口座維持手数料が無料となるはずだったのだが。クレジットカードは、以前に1月の間何も取引がなかったら、$40以上の手数料を取られたことがあり、毎月何かしらの取引はするようにしており(何もないときはiTunesで1曲99セントを購入)、その点は今回も抜かりはない。どうも昨年8月から毎月$14.00の手数料が取られているようだ。

どうやら、Checking Accountに最低$1,500以上の預金残高がないと手数料が発生するように変更されたらしい。昨今の景気減退による銀行の業績悪化でいろいろと厳しくなっているため変更されたのかも知れない。変更の案内が届いていたのに気付かなかったのかも知れない。利息を期待してRegular Saving Accountに預金を集中させておいたのが裏目に出たようだ。不覚・・・。

早速預金の移動を行って調整した。これでしばらくは大丈夫だろう。しかし、残高がギリギリなので近いうちに海外送金により補充せねばならないかもしれない。

アメリカ在住時には、損をしないよう、案内の手紙等を目を皿のようにして読み、疑問があれば店へ出向いて聞き、納得がいかなければ友人に聞いていたのだが、日本に戻って気がゆるんでしまっていたようだ。

自分の身は自分で守る。

この鉄則を守っていないと、海外では損をするばかりであったのを、久々に思い出したエピソードであった。

2008年7月12日 (土)

運転免許更新

Driver’s License(運転免許)更新の時期が近付いてきた。

私はJビザでアメリカに滞在しているが、このビザでは滞在許可が1年ごとに更新されるため、Driver’s LicenseTemporaryとなり1年ごとに更新する必要がある。間もなく帰国するのだが、アメリカでは滞在許可の期間よりもさらに30日間アメリカ国内に滞在することが許されている。滞在期間いっぱいまで働いてから荷物をまとめて帰国することが可能なわけだ。しかし、延長滞在している期間のDriver’s Licenseがない。なぜなら、Driver’s Licenseの使用期間は最長でも滞在許可が切れる日までとなっているからだ。Driver’s Licenseがないと車を運転できないし、Photo IDとしてパスポートを携帯しなければならず、何かと不便だ。車を運転していてもDriver’s Licenseの提示を求められるのはまれだし、Photo IDを提示するときも日付まではチェックしないだろうからそのまま使用していても問題にならないのかも知れないが、万が一ばれて違反切符を切られると厄介だ。もう裁判所に出向くのは懲り懲りである(笑)。

ではどうするか?Driver’s Licenseの更新にはパスポートと新しい滞在許可証明書(J-1ビザの場合はDS-2019)が必要だが、帰国予定の私には後者がない。しかし!ここは事務手続きがまともに進まないアメリカだ。例え滞在延長する場合でも新しい滞在許可証がなかなか下りないことはままある。実際私の友人は滞在許可が切れる当日の午後3時に新しい証明書がようやく発行され、数日後に延滞料金を払ってDriver’s Licenseを更新した。このような人のために、30日間だけDriver’s Licenseを延長する制度がある!これを利用してみよう。

アメリカ人はWebsiteから更新手続きを行うことができるが、我々はパスポートと滞在許可証明を確認されるためDriver’s Officeまで出向かなければならない(事前に予約していた方が事がスムーズに運ぶ)。更新に来た旨を話すと、定型通り必要書類の提示を求められた。ここで、まだ新しい滞在許可証を得ていないと話すと、

「それなら、Temporally Licenseを発行するわ。今日から30日間有効よ。その間に新しい滞在許可証明書を持ってくれば1年間更新することができるわ。」

というわけで、30日間のDriver’s License延長に成功。しかし、今までのDriver’s Licenseは没収されてしまい、変わりにTemporary License発行中を証明するレシートを受け取った。後日Driver’s Licenseが郵送されてくるまではこれがその代わりとなる。写真はないので残念ながらPhoto IDとしては使用できない。やはりパスポートは持ち歩かなければならないようだ。

それでも期限が切れたDriver’s Licenceを持っておどおど運転しなくても済むようになった。まぁよしとしよう。

2008年7月 2日 (水)

銀行口座の閉鎖

私はアメリカを離れても、アメリカの銀行口座を維持しようと考えている。銀行を維持することによって得られる利点は次の通りだ。

1.アメリカ旅行に来た時ドルを簡単に引き出すことができる
2.ドル決済のカードの支払いに利用できる
3.Personal Check(為替)やDebit Card(ATMカードなのだがアメリカではスーパーなどでお財布携帯のように使用することができる)を利用できる

欠点としては

口座維持に金がかかる。

そこで私が契約しているBank of Americaにいろいろと相談してみた。まずは法的に問題はないか?日本では、日本の住所がないと銀行口座を持つことができず、銀行から送付される明細書が銀行に戻ってくるようになると口座は凍結されてしまう。しかしアメリカでは、W-8BENと言う書類を提出すれば問題ないとの事(書き方はこちらを参照)。理由は日本人が日本に在住しながらアメリカでビジネスできるようにするため。この書類は、日本で税金を払うからアメリカには税金を収めませんよ、と言うためのもの。

では明細書の送付はどうなるか?Bank of AmericaではWebsite上のOnline Bankingのみで、明細書の送付をなしにすることができるようになっている(Paperless)。新しいカードの送付のためにBilling Addressを日本の住所に変更する必要があるが、これもWebsite上からできるため、日本に帰国してから行なえばいい。ただ、Billing Addressを日本の住所にしてしまうと、キャッシュカードの住所も日本になってしまい、インターネットショッピングで使用できないことがある。例えば、アメリカのapple storeで99セントで曲を購入することができなくなってしまう。その場合はアメリカの友人に住所を借りると言う手があるが、お金の絡むことなので、信用できる人に限った方が良いだろう。

最後に口座維持手数料について。Bank of Americaでは最低1ドルから口座を維持することができ、手数料はかからないとの事。さすがアメリカNo1の銀行、太っ腹!!でもsaving account(預金口座)を維持するのに毎月checking account(為替口座)から自動的に25ドルが移されることになっていたような…。Online Bankingでその月のうちに戻しておけばいいだけなのだが。

通常ならば、最後の給料や様々な契約の解約に伴って返却される保証金が入金された後に口座を閉鎖するため、いつどうやって閉鎖するかが問題となる。これらの心配をしなくて済むのも利点だ。ところが、口座を閉鎖したい人もわざわざ銀行に出向く必要はないらしい。預金を全て引き出して放っておけば3カ月経過したところで銀行の方で閉鎖してくれるとの事。確かに何も言わずにドロンする人の方が圧倒的に多いのだろうな、ここでは。

2008年7月 1日 (火)

後任がやって来た

私の後任となるRが日本からマイアミへやって来た。いよいよ私のマイアミ生活も最終コーナーにさしかかってきたようだ。

Rはマイアミ入りする際、シカゴの乗り換えが飛行機の遅れのため慌ただしくなり、荷物が置き去りにされてしまった。ホテルに荷物を届けてもらうように手配したが、当然のことながら約束の昼までには届かず、チェックアウトに間に合わなかった。仕方なく私の住所に届けてもらうように変更の連絡をした。通常だったらその日のうちに届くことはまずないと思える状況である。彼は着の身着のままでマイアミの日差しと湿気に苦戦することになった。

しかし、ここでウチのカミさんが大活躍。夕方にかかってきた航空会社からの電話を受け、無事近所のショッピングモールで荷物を運搬する車とのコンタクトに成功、Rの荷物を回収してきた。時刻は夕方5時を回っていたが、車にはまだたくさんの荷物が積み込まれたままで、中には昨日ロストしたと思われる者も混じっていたようだ。きっとこれらの荷物は時間切れで空港に舞い戻ることとなり、運搬の担当者が交代したところで行方不明となって、持ち主が何回も問い合わせをしないと出てこない羽目に陥ると予想される。くわばら、くわばら。

初っぱなからアメリカの洗礼を浴びてしまったRだが、生活のセットアップは着実に進行している。彼のセットアップを手伝っていると、自分がマイアミへ来たばかりの頃を思い出す。このブログを読み返してみると、新天地での生活に興奮しながら、異なる言語や習慣と格闘していた様がまざまざとよみがえってくる。

やはり最初はアメリカ生活3種の神器を揃えるところから始まる。今回はまず銀行口座からチャレンジした。アメリカに入国したばかりでSocial Security Numberはまだ申請すらしていない。だが、私がこの2年間で習得したマイアミジャングルサバイバル術で切り抜けることができた。

方法はこうだ。

まず、Rの身分を明らかにする。アメリカ人は肩書きにめっぽう弱い。日本人の比ではない。そこで、彼の日本での肩書き(外科医)を強調し、たった今日本からアメリカ入りしたことを伝える。そして、すでにマイアミでの職を獲得していることを強調する。新しい職場となるマイアミ大学はここではブランドの一つなので、だいぶ効いたようだ。

次に彼らの利益になる話をする。Rがここで得る給料を預金するための口座が必要だと話す。ここまで伝えれば、彼が銀行にとって上客だと言うことを理解させることができる。

後は彼らが手続きを進めるために必要な2種類の身分証明(パスポートと日本のキャッシュカード)を提示したら、後はトントン拍子に事が運んだ。Personal Check(為替)やVISAカード付きのATMカードも発行された。雇用証明書(Invitation Letterなど)や給料明細すら要求されずに済んでしまった。ということは張ったりかませば口座(と銀行のキャッシュカード)は作れると言うことか?

今回はRの居住先がすでに決まっていたのもかなり有利に働いたように思う。

だいぶいい気になって、今度はCellphone(携帯電話)獲得のためCingular(AT&T)のショップへ出かけた。Cingularではプリペイドのプランならば身分証明なしでもCellphoneを持つことができるのだが、通話料がかなり割高となる。それに後で通常のプランに変更する際に電話番号が変わってしまう。やはり最初から月額いくらの通常プランで契約した方がお得だ。

銀行口座があればSocial Security NumberがなくてもOKと聞き、しめたと思ったのだが、やはりCingularは甘くはなかった。以前の日本の携帯電話のように、2年契約を結ぶことによりCellphone本体の値段がかなり安くなるのだが、Social Security Numberがない場合は500ドルの保証金が必要だというのだ。保証金は1年間ちゃんと月額費用を払い続ければ2年目に月額費用の支払いとして使用することができるのだが、この金額は契約しようとしているプランの1年間の合計金額よりも高い。電話を持ち逃げされないようにする処置なのだろうが、要するに顧客を全く信用していないBusiness Modelである。私も以前同様なことを言われてキャリアを変更したのだが、相変わらずこのようなふざけたことを抜かすなんて、さすが元国営電話会社AT&Tだけある。腹を立ててショップを後にした。

やはり私も使用しているSprintの方が良さそうだ。こちらもSocial Security Numberなしだと保証金が高くなってしまったのだが、それでも250ドルとCingularに比べて半額だ。しかも2年契約により電話本体は無料となり、初期投資をだいぶ抑えることができた。

これでCellphoneで連絡をとることができるようになり、だいぶ楽になった。次は移動手段である車の購入だ。しかし、車の保険で問題発生だ!

つづく

2008年6月16日 (月)

帰国準備

帰国が近付いて来た。アメリカへやって来た時もそうだったが、離れる際にもいろいろ手続きが必要だ。

1.引っ越し&部屋の引き渡し

2.各種契約の解約
 a. 車保険
 b. 電話&インターネット(AT&T)
 c. 携帯電話(Sprint)
 d. 銀行
 e. 電気
 f. 上下水道

3.車の売却

4.在マイアミ領事館への通知

同様に日本での生活をセットアップしなければならない。アメリカにいる間にやっておいた方がよいと思われるものは、

1.子供の転入先への連絡

2.電話&インターネット回線工事の予約

これから徐々に行なっていくが、トラブルのないことを祈るばかりだ。

2008年4月18日 (金)

二重国籍

マイアミで生まれた赤ん坊は日本人であると同時にアメリカ人でもある。いわゆる二重国籍である。

血統主義の日本の法律では、日本人国籍を持つ親から生まれた子は日本人だ。例えば、日本人が国際結婚をしてどこの国で子供を持っても子は日本人となる。一方、出生地主義をとるアメリカでは、例えどこの国からやって来た人でも(不法滞在者でさえも)アメリカの領土で子を産めば、その子はアメリカ人となる。アメリカ国籍を取得した子は、アメリカの学校に通う上では奨学金などいろいろと優遇を受けられるので、イタリア人や韓国人の教育熱心な人々の間では臨月になったらアメリカに旅行してきて出産し、子のアメリカ国籍を取得するのがはやっているらしい。

日本の現在の法律では、子が22歳になったときにいずれかの国籍を選択し、他方を破棄することになっていて、それまでは二重国籍でいることが認められている。

国籍を取得するためには手続きが必要だ。アメリカと日本を行き来するには双方のパスポートも必要となる。二重国籍を持つ子は、アメリカに出入国する際にはアメリカのパスポートを使用し、日本に出入国する際には日本のパスポートを使うわけである。アメリカと日本を往復しているだけだと、双方のパスポートに自国の出入国スタンプだけが押されることになるわけだ。

したがって、必要な手続きは以下の4項目。

1.   アメリカの出生届

2.   日本の出生届

3.   アメリカのパスポート申請

4.   日本のパスポート申請

アメリカの出生届は簡単であった。カミさんが出産した病院には産科病棟に出生手続きを担当する人が常駐していて、出産翌日に病室にやってきた。出生日や時間、子の名前、両親の名前を伝えると、書類を作成してくれた。ここで子の名前が決まっていないと手続きができないので、出産前から決めておいて良かったと思う。同時にSocial Security Number(「アメリカ生活三種の神器」参照)の手続きもしてくれた。お約束通り、翌日確認のために届いた書類には自宅住所が間違って記載されていて、訂正をお願いすることになった。名前が間違って記入されていることすらあるらしいので、しっかり確認した方がいい。間違って登録されると、訂正するのに裁判所までいかなくてはならないらしい。

Social Security Numberは3週間ほどで自宅に郵送されてくるが、出生証明書Birth RecordはVital Record Unitと言う役所に申請してcertified copyを発行してもらわなければならない。出生日から4週間が経過すると申請可能になる。Websiteからも申請可能だが、直接Vital Record Unitに出向いて行った方が早いし、安い(場所はこちら)。

この出生証明書、日本国籍やアメリカパスポートの取得、健康保険の申請などに必要になる。日本の戸籍謄本や戸籍抄本のように親子の証明としてもしばしば必要となるので、アメリカ人は1枚ラミネート加工したものを手元に置いておくらしい。通常はこれを複写したもので事足りるようだが、日本国籍とアメリカパスポートの取得にはCertified Copy(日本で言うところの「原本」で、要するにVital Record Unitで発行してもらったものそのままのこと)が必要なので、私の場合には最低2枚必要だ。手元に置いておく分も必要だが、アメリカパスポート申請の分はあとで返却されてくるらしいので、これを保管用にすることにしよう。

日本の出生届は、両親の戸籍がある市町村に申請する。日本国内で出産した場合は2週間以内に届けなければならないが、何せアメリカの出生証明書が手にはいるまで1ヶ月かかるので、3ヶ月以内に申請すればいいことになっている。マイアミ総領事館を経由して申請することも可能で、必要な書類は領事館で入手できる。この場合は在マイアミ総領事館に保管するための申請書も必要となるため、すべての書類を2部用意する必要があるが、アメリカの出生証明書は1枚はCertified Copyが必要だが(市町村の戸籍課で保管され返却されない)、もう1枚は複写で構わない。領事館に赤ん坊の在留届を申請するのもお忘れなく。
Birthrecordapplication 在マイアミ総領事館で手に入れた出生届申請書

日本の出生届が済んで戸籍が作られたら、その戸籍を郵送で手に入れて、今度は日本のパスポートの申請だ。手続きは在マイアミ総領事館ででき、即日交付される。パスポートの申請には赤ん坊の写真も必要だが、生まれたばかりの赤ん坊のパスポート用写真を撮るのは至難の業だ。領事館の隣には写真屋さんもあるので、ここに任せれば安心だ。我が子はICチップつき最新パスポートを手に入れた。

アメリカのパスポートは郵便局USPSで申請する。必要書類も郵便局で手に入る。申請には海外へ出かける予定を証明する航空機のチケットやツアーの予定表などが必要だ。申請書類を郵便局に提出するとしばらくして自宅に郵送されてくる。追加料金を支払うと発行までの期間が短縮されるところがアメリカらしい。

こうして我が子はしっかりと二重国籍を手に入れた。将来何かの役に立つだろうか?

2008年4月17日 (木)

救急医受診

子供が怪我をした。

階段で足を踏み外して角であごを打ち、歯で下唇を切ったらしい。先日も額を切って、ドラッグストアのCVS Pharmacyで傷を寄せるテープSteriStripを購入して治療し、直ったばかりだというのに。全く、この落ち着きのなさは誰に似たのだろう。下唇が2cmほどぱっくりと切れ、血をぼたぼたと流している。圧迫して止血し傷口を確認すると結構深い。今回ばかりはSteriStripだけでは無理そうだ。

子供のかかりつけ医は小児科なので、創傷には対応できないだろう。近所にあるER(救急救命室)を有する病院を傘下におさめる医療グループBaptist Health South Floridaに電話をして相談してみた。どこへ連れて行けばよいか尋ねると、Urgent Centerを紹介してくれた。Urgent Centerは外来で事足りる緊急疾患、例えば縫合が必要な小さい傷、単純な骨折、発熱、頭痛などを扱うところで、日本の1次救急に相当するらしい。予約なしで飛び込み受診でき、トリアージシステムを取り入れているところはERと同様だ。トリアージシステムとは、来院時の問診や簡単な診察で重症度を振り分け、治療の優先度を決めるものだ。

以前友人の付き添いで深夜にERを受診したことがあるが、軽傷者から重傷者まで患者さんがあふれていた。待ち時間が長く、結局診察にまるまる一晩を要した。特に公共病院のERは治安が悪い地域に置かれ(需要が高いからだ)、無保険の低所得者も集まってくるため慢性的な混雑で、待ち時間も長くなる。Urgent Centerならあちこちに設置されていて軽傷者のみなので、待ち時間も少なくて済むのではないだろうか。

午前11時から午後11時まで開いているとのことで、さっそく子供を連れて行く。受付で受診時間と名前を記入して問診票を受け取る。氏名や住所、保険の種類、簡単な病歴を記入して提出し、看護師さんの問診を受けた。

1時間ほど待合室で待った後、診察室へ。やはり縫合することになった。局所麻酔の後、5針縫合した。かなり丁寧にきっちりと縫合してもらえた。子供は何とか痛みに耐え、ほとんど泣かずに済んだようだ。これに懲りて少しはおとなしくなってくれると良いのだが。抗生剤などの内服薬はなし。2日後に再受診するよう指示され、診察終了となった。

それにしてもこのUrgent Center、緊急時にはとても便利だ。市内各所に様々な医療グループ系列のUrgent Centerがあるようなので、近所のUrgent Centerを事前に確認しておけば、緊急時に慌てずに済むことだろう。

2008年3月31日 (月)

確定申告

2008年も早3カ月が経過した。確定申告の季節だ。

ここアメリカでは、全ての人々に確定申告の義務がある。源泉徴収と年末調整で済むサラリーマンの多い日本と異なる点だ。私たち医師、特に大学病院勤務では日本でも毎年青色申告が必要だった。週1回のパート出張や週末の当直出張など複数の病院で働き、給料を2カ所以上から受け取るためだ。

したがって申告には慣れているのだが、アメリカの確定申告もなかなか複雑だ。

そこで役に立ったのがこのwebsite。アメリカの税金の算出方法は基本的には単純だが、様々な減税があり、しかも年ごとにころころ変わるので理解が難しい。よく知らないと余計な税金を支払いかねない。会計士がはやる所以である。会計士に依頼するとその費用以上に減税され、依頼主も会計士も得をする。違反キップの時もそうだったが、お金が世の中をうまく巡るようにできているようだ。

私たち研究留学生も減税の恩恵を受けられる。渡米した年と翌年は免税されるのだ。だから確定申告は税金で支払ったお金を取り戻す作業なのだ。

免税の場合、職場で事前に手続きすれば源泉徴収を回避することもできる。後で税金を取り戻す手間がはぶけ楽だが、この場合でも確定申告は必要だ。免税資格の証明と所得の申告のみになるので、あまり手はかからない。具体的にはForm8843Form1040NR-EZInternal Revenue Service (IRS)のwebsiteからダウンロードして記入し、提出するだけで済んだ。

人に尋ねたり、websiteで調べて何とか書類を完成させ、郵便で税務署に送付した。郵送途中で書類が紛失したら大変なことなので、Certified Mail、いわゆる書き留め郵便で送った方が安心だ。郵便局へ行くと緑色の文字で印刷された小さな用紙があるので、宛先を記入して窓口に提示する。この用紙に記載されているTrack Numberを使ってwebsiteから郵便物を追跡できる仕組みになっていて、値段も安い。民間会社のFedExなどではさらに便利な追跡サービスがあるが、その分高価になっている(いわゆる宅配メールである)。

例え日本に帰国しても前年度の収入分を翌年には申告しなければならないので、作成した書類のコピーを残しておけば次回の参考になるだろう。ちなみに申告の締め切りは会計年度の期間によって異なるのだが、一般的には4月15日である。早めの準備が肝腎だ。

2008年3月17日 (月)

不法滞在の危機!

また大トラブル発生!今度はビザのトラブルだ。

正確には出入国カードにあたるI-94のトラブルである。ビザ(査証)は、アメリカ入国に際し必要となる入国許可申請証明の一部だ。これに対してアメリカ滞在中の身分を証明してくれるのが職場が発行する滞在許可証明(私の場合はJ-1 statusの証明であるDS-2019)とI-94である。
I94 これが出入国カード(I-94)。短期の観光でアメリカに入国するときは緑色のものを使うが、ビザで入国するときには白いものを使う。下の部分がパスポートに貼られ、アメリカ滞在中のstatusと滞在期間を証明する書類となる。

話は昨夏のカリブ海クルーズまで遡る。クルーズから帰国しアメリカ再入国の際に新しいI-94が作られたのだが、この記載が間違っていたのだ。I-94にはビザのstatusと有効期限が記されている。本来ならそれぞれJ-1、D/Sとなっているべきだが、なぜか観光ビザのstatusであるB-2、しかも期限が2007年12月いっぱいになっていた。仕事で国外に出る予定があり、久しぶりにパスポートを取り出してみて判明した。
I94 このように記載されているのが正しいのだが、
I94_2 なぜかstatusがB2に、しかも滞在期間をすでに超過している!

最初はI-94に対する知識が不足していて、それがどういう意味を持つのか理解できなかった。詳しい人に尋ねてみると、もし移民局のコンピュータ上のstatusがB-2になっているとover stayということになるかもしれないらしい。

「それってつまり不法滞在ってことですか?」

「そうなります」

「そ、そんな・・・crying

困った!! 期限内に気付いていれば、移民局へ行って事情を説明し、書き直してもらえたかもしれないが、今出向くと国外退去になってしまうかもしれない。日本に帰国して新しいビザを手に入れ再入国するには膨大な時間を要するだろう。

いっそのことこのまま黙っておくか?アメリカ国内にいる限りはstatusを確認されることはまずないし。だからこそアメリカでは数多くの不法滞在者が日々暮らしていけるのだ。でも不法就労ってことにもなるのでは?それに一度アメリカを離れたら再入国は難しくなってしまう。なにせ不法滞在した前科者となってしまうわけだ。最近移民法が厳しくなり罰則も強化されたようだし。

ほとほと困り果てネットで調べてみると、どうやらI-94のトラブルはとっても多いらしい。みなさんの苦労話が身に染みたが、残念ながら私と同様なケースは見つからなかった。移民弁護士のサイトにアクセスして無料相談を利用してみたが、予想通り

「移民法は複雑で、お客様一人一人の状況によって対応が異なってくるので、まず有料の査定をお試し下さい。」

との返事。金を払って弁護士に相談するしかないか?でもとんでもなく高いようだし、時間もかかるぞ、と周りからは脅される。

そもそも入国審査官のミスなのにどうしてこんなに困らなければならないのだ?私はDS-2019も見せたし、第一Bビザなんて取得したことないぞ。でも移民局によると、その場で間違いを指摘しない方が悪いとの事らしい。不条理な!

にっちもさっちもいかなくなり、胃が痛くなってきた(実際胃薬の世話にもなった)。

そこに救世主登場。カミさんがアメリカ人の友人に相談したらあちこちに電話を掛けまくってくれた。移民局の各部署やマイアミ港など何度も電話を回され、同じ部署を堂々巡りしたりしつつようやく辿り着いたのがここ。

shineDiffered Inspectionshine
TEL; (305) 526-2840
Address; 3550 NW 57Ave., Miami, FL

こちらに落ち度がなく、書類に不備がなければ書き直すから出頭するようにと言われた。カミさん、偉い!!一筋の光明が見えて来たぞ。

早速出掛けてみる。場所はマイアミ空港の一角、小型ジェット機が発着する建物の一室だ。ボードに名前を記入し順番を持つ。他には出頭を命じられた手紙を手にする人や弁護士らしき人らが待っている。入国審査官が現れ名前を呼ばれた。

「要件は?」

自分が怪しい者ではなく正規の書類を持って入国していることをとうとうと説明し始めると、

「何が問題なんだ?」

「I-94が間違っている」

「どれパスポートを見せてみろ」

パスポートを渡す。

「ほう・・・」

と神妙な顔つき。DS-2019を取り出すが要らないとのこと。

「ちょっと待ってろ」

新しいI-94に記入するよう言われ提出。しばらくして待合室の廊下に呼ばれる。

「直したぞ。コンピュータの記録を書き換えるのに48時間かかるから」

え?こんなに悩んだのにそれだけ?やはり単純に審査官のミスだったのだろうか。新しいI-94の番号が古いものと同じに書き換えられ、statusはちゃんとJ-1になっていた。何のお咎めもなく、特に書類も面接も必要なしで正しいstatusに戻ることができた。しかも無料。

弁護士に頼んだら、やはりここへやって来て書き換えをしてくれたのだろうか?それともこの方法ってかなりマイナーなやり方なのだろうか?この方法を知っている人はほとんどいなかったし、もし同じような悩みを抱えている人がいたら試してみる価値あり、デス。

これでどうやら前科者にならずに済んだようだ。しかしこの2週間は生きた心地がしなかった。みなさんにもアメリカに入国したら必ずI-94の記載を確認することをお勧めします。

2008年1月26日 (土)

散髪

散髪に行って来た。

私が利用している床屋は、10人程度の理髪師がいて、”UNISEX(男女両用)だ。奥の席ではパーマをかけられるようになっているが、美容院というよりは床屋と言った方がぴったり来る雰囲気だ。とは言っても、この2つがどう違うのか私にはよく分からないのだが。動脈と静脈を表す赤青白のぐるぐる回る表示灯はない(以前ソウルでは見かけたことがあるな)が、アメリカであれが床屋を表すものなのかは知らない。

日本では学生の時から美容院で髪を切っていた。パーマをかけていたこともあるが、しばらく前から刈り上げ短髪一辺倒で、いつも同じ美容院のマスターに切ってもらっていたので、
「いつも通りで」
と言えば済んでいた。時々マスターが気を利かせて、
「暑くなってきたから今日は少し短めにしておいたよ」
とか、
「今回は前髪を少し変えてみたけど」
なんてアレンジしてくれてはいたが、基本的に同じ髪型で、細かく注文して髪を切ってもらった経験がなかった。

それだけにアメリカで始めて髪を切ってもらうときにはずいぶん緊張したのを覚えている。どのように注文すればいいか分からないし、英語の理髪用語なんてcut, long, shortくらいしか思い浮かばない。

いざ散髪が始まると案の定
「刈り上げは何番のバリカンだ?」(バリカンの番号って何だ?
「刈り上げはどの高さまでだ?
「襟足はsquareか?naturalか?」
「もみあげはstraightでいいのか?
「何インチ切るんだ?」
といろいろ質問してくる。こんな時に役に立ったのが写真だ。日本の美容院のマスターが、
「オレが切った髪型を四方からカメラで撮って写真を持って行くといいよ」
とアドバイスしてくれたのでその通りにしたのだ。写真を見ながら理髪師とここはこうだな、あそこはそうか、なんてやりとりをしながら何とか切り終わった。同じとは言えないが、何となくいつも通りにはなっていた。

その後も写真を持って行って切ってもらっているが、行くたびに切ってくれる人が違うので(特定の人にお願いできるのかは未だに知らない)、その度写真がとても役に立っている。

日本の美容院のマスターはすべてハサミで刈り上げてくれるハサミ裁きの上手な人だったが、こちらではみなバリカンを大胆に使っている。バリカンに番号のついたアタッチメントを付けて長さを調整し、自由自在に操って刈り上げてくれる。もみあげと襟足をカミソリで剃ってくれるがシャンプーはなく、お代は13ドル。いつもおつりの2ドルをチップに渡している。

子供らの散髪は日本にいたときから私が行っているが、こちらへ来てからはバリカンを使って息子の髪を切っている。見よう見まねでやってみるが、なかなか難しい。

カミさんは私のように簡単にはいかないらしい。やはり細かい注文が難しいので、日本人の美容師さんにお願いしているようだ。この方、技術を磨きにアメリカに渡られたそうだが、家に出張して髪を切ってくれるらしく、友達と一緒にお願いして切ってもらっているとのこと。やはり女性は男のようにいい加減では済まないのだろう。