野外映画上映会

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マイアミ大学で映画の野外上映会が行われた。

マイアミ大学Coral Gablesのキャンパスは広大で緑が豊富なすてきな場所だ。今夜、キャンパス内の芝生の上で映画上映が行われると聞きつけ、ピクニック気分で家族揃ってやって来たのだ。
Umcampus 広い敷地に転々と建物が建ち、緑がいっぱいのキャンパス

芝生の上にエアクッションを使った大きなスクリーンが設置され、人々は芝生の上にシートを広げたり、携帯いすを持ち込んだり、Starbucs Coffeeのオープンテラスにあるいすを運び込んだりして思い思いの場所に陣取っている。時間は午後7時半。緑が夕日に映え美しい。

私達も持ってきたお弁当を広げ、ピクニックディナーを楽しむ。今の季節は昼間はだいぶ暑くなるが、このくらいの時間になると風もだいぶ涼しくなり、とても過ごしやすい。

本日の題目は「トランスフォーマー」。この作品、公開当時にも息子と観に行ったのだが、スティーヴン・スピルバーグ制作、マイケル・ベイ監督によるSciFi系エンターテインメント映画だ。日本で発売された変形ロボットのおもちゃ(私が子供の頃にもはやってました)がアメリカに渡って大ヒットし、アニメやコミックとなって子供らに長年愛され続け、近年のコミック映画化ブームの波に乗ってついにハリウッドの超大作映画となったものだ。

マイケル・ベイ監督と言えば、「アルマゲドン」「パール・ハーバー」「ザ・ロック」など数々のヒット作品で知られる人気監督だが、あまりにバタくさく派手なその作風は私の好みにはそぐわなかった。だが、この作品はちょっと違う。ストーリーは善と悪のロボット(実はエイリアン)が戦う勧善懲悪ものなのだが、はじめて車を手に入れる(目的はもちろん女の子とのデート)主人公を描くティーンエイジャー映画の要素もあり、また、Section Sevenなる、エイリアンを扱うアメリカ政府の極秘組織が登場したりして(Area51ネタの派生系ですな)私のようなSciFiファンの心も上手にくすぐってくれる。マイケル・ベイ監督の好きな自己犠牲テーマも、あまりに強い敵との悲壮感さえ漂うラストの市街戦とマッチして心に迫り、なかなかの作品に仕上がっている。

すでにDVDで発売中のこの作品、お勧めです!

CGの発達によって、このようなロボットバトルアクションを迫力のライブ映画で観ることのできる今の子供らは本当に幸せだなとちょっとうらやましくなる。この映画を観たハイスクールの男の子はバンブービーに変形する黄色のシボレー・カマロがほしくてしようがなくなるに違いない。

再見にもかかわらず、瞬く間に2時間あまりが過ぎた。息子も終始大興奮で騒ぎまくり(うるさすぎ!)、最初は興味がなくて寝ころんでみていた娘も途中からは座り直してスクリーンに見入っていた。AV機器の進歩で手軽に家で映画を楽しめる時代だが、やはり大画面で見る映画はいい。しかも心地よい風に吹かれての野外上映会、家族揃って大満足であった。

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TVドラマ

アメリカのTVでも数多くのドラマが放映されている。特に私の好きなSci-Fi系のドラマが日本に比べて多く、嬉しい。
私の一押しは「HEROS」。日本でもスカパーで放映が始まったようなので、ご存じの方も多いだろう。世界で同時多発的に特殊な能力、いわゆる超能力を持つ人々が出現。それぞれちょっとずつ能力を持つところがミソ。ある者はその能力に悩み、ある者は能力のせいでトラブルに巻き込まれ、またある者はその能力を悪用する。日本人俳優の演ずるHiroはヒーローオタクで、能力に目覚めた自分に酔い、その力を正義のために役立てようと奔走する。現在第2シーズンが終了したところで、第1シーズンはDVDで発売されていてレンタルも可能、第2シーズンはTV局のwebsiteで全話観賞することができる。アメリカではドラマの各エピソードが放映されるとすぐにTV局のwebsiteから配信が開始され、しばらく無料で観賞できる。見逃しても安心だ。でも恐らく日本からはアクセスできないようになっているのだろうと思う。
現在放映中のドラマでは「Terminator Sara Curonicols」が面白い。タイトルが示す通りターミネータ-の続編だ。映画の1及び2の主人公サラ・コナーが活躍するストーリーで、白血病で亡くなったことにされていた3はなかったことになっているようだ。2でスカイネット・コンピュータ-システムの開発を阻止したサラだが、実は審判の日を遅らせただけに過ぎなかった。息子で未来の反乱軍リーダー、ジョン・コナーを抹殺するため新たに複数のターミネータ-が現代に送り込まれて来た。そして一人の女性型ターミネータ-がジョンを守るために送り込まれて来たのだった。このあたりに3の影響が感じられるが、この女性型ターミネータ-、なぜかティーンエージャーでジョンと一緒に高校に通うのだ。最初は無表情なターミネータ-の彼女だが、周囲のティーンエージャーの影響を受けて徐々に…。アクションだけでなく、学園ものの雰囲気を合わせ持っているところが新しい。宣伝用のポスター(websiteでも見ることができる)は「イノセンス」の影響がありありだ。
毎週放映を楽しみにしている。

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Flags of Our Fathers(父親たちの星条旗)

ロードショー公開2日目の"Flags of Our Fathers(邦題「父親たちの星条旗」)"を観てきた。

太平洋戦争末期、制空権、制海権を失った日本に対しアメリカは太平洋の島々を飛び石式に攻略しつつ日本本土に肉薄していた。1944年両軍は硫黄島で激戦を繰り広げることになる。監督はクリント・イーストウッド。姉妹編の"Letters From Iwo Jima(邦題「硫黄島からの手紙」、11月日米同時公開予定)"と2部作を成し、それぞれアメリカと日本の視点からこの激戦を描いている。

本作品は硫黄島の擂鉢山頂上に星条旗を打ち立てた有名な写真を巡る物語である。両国の総力戦となったこの戦争で、この時期アメリカでは厭戦気分が蔓延してきた(前線へと派遣される徴兵が裕福な人々の子息にまで及ぶようになり、徐々に反発が強くなってきたようだ)。アメリカ軍はこの写真に関わった帰還兵たちを英雄に仕立て上げ、戦争債券の宣伝に利用しようとする。しかし兵士たちが硫黄島で見てきたのは敵味方に分かれて行われる殺戮の数々。失った仲間たち。しかも、この写真の裏には隠された真実が・・・。

クリント・イーストウッド監督の視点はあくまでも冷静である。日本兵はほとんど姿を見せず、”敵”として存在するに過ぎない。戦争がただ国同士の”衝突”に過ぎず、そこには正義や大義など存在しないことを”みせる”。心が震える映画である。

見かけはちょっとマッチョな大酒飲みの女好きじいさんにしか見えないイーストウッドだが、観客に愛され、業界人にリスペクトされるその姿はクールだ。

この作品はエンディングロールが終了するまで席を立ってはいけない。最後に映し出される映像に心を打ち砕かれることであろう。

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Flyboys

映画"Flyboys"を観てきた。週末ごとに映画を観られるなんて学生の時以来だ。うれしいなぁ。

この作品は予告編を見て鑑賞を決めたが、大当たりであった。日本公開が決まっていないようなので、極力ネタバレにならないよう紹介したい。

あらすじは、こうである。

時は1917年、第1次世界大戦にヨーロッパが疲弊していた時代。発明されて間もない飛行機は兵器へと変貌していた。アメリカが参戦しなかった戦争。だが、様々な理由により海を渡り、フランス空軍に入隊してアメリカ人初の戦闘機乗りとなった男たちがいた!

当時実在したラファイエット戦闘機隊がモデルとなった物語で、ジェームズ・フランコ主演、製作は「インデペンデンス・デイ」チーム、監督はトニー・ビル。CGを駆使した(一部は本当に複葉機を飛ばしているのではないか?)迫力の戦闘シーンは圧巻。戦闘機マニアをも唸らせるであろう複葉機によるドッグファイトは、松本零士「戦場まんがシリーズ(ザ・コクピットシリーズ)」で育った世代には感涙ものである。戦争における破壊のカタルシスに加え、戦闘への恐怖、仲間の死に対する哀しみがきちんと描かれ、期待を上回りつつ展開する物語と相まって、2時間30分があっという間に過ぎてゆく。戦闘と今後に描かれる青春群像劇、戦火に咲く恋(と書くとあまりにもチープな印象だがこのエピソードが秀逸)、と魅力を上げればきりがない。人情厚い隊長役のジャン・レノがいい味を出しているし、衣装もいい。フランス空軍の制服姿がかっこいい!

お勧めの映画である。ぜひ日本でも公開してほしい。

戦後疲弊したヨーロッパを尻目にアメリカは急速な成長を遂げ、同じように膨張した日本と第2次世界大戦のさなか激突することになるが、それは後の話。硫黄島の戦いを描くクリントイーストウッド監督作「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」も期待大!

やっぱり映画はいいなぁ。

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The Protector(トム・ヤム・クン!)

予告通りトニー・ジャー主演「The Protector(邦題トム・ヤム・クン)」を観てきました。

凄い!!としか言えない。すでに「マッハ」体験はしていたので、かなり期待して観たのですが、それでも・・・(絶句)。今年のベスト3には間違いなく入ります!

日本公開時に鑑賞していないので、米国公開版が同じ編集なのかは分からないのですが、クエンティンタランティーノPresentsなんですね。

ここから先はネタバレありなのでご注意下さい。日本ではDVDレンタル・販売が始まっているので、是非ご覧下さい。

ストーリーは単純で、一部で酷評されているようですが、中国人や白人に対する怒りや、タイ人の誇りがそこはかとなく感じられて、結構好きです。

アクションはもう観てもらうしかないのですが、トニー・ジャーの人間離れした身体能力は凄い!の一言です。早回しを使用せず、逆にストップモーションを多用して技の細部を見せる手法は未だかつて経験したことのない衝撃を与えてくれます。格闘技漫画でしか観られないような連続蹴り技や脅威のジャンプ技を堪能できます。加えて、特筆すべきはカメラワーク。主人公の心理状態が不安→悲しみ→怒りと変化して行くにつれてシーンごとのカメラワークも変わっていきます。特に中盤の敵地乗り込み階段駆け上がり長回しシーンとクライマックスの関節技決めながらの投げ骨折りまくりアップ多用手持ちカメラシーンは必見です。何度でも繰り返しみたいアクションシーンのオンパレードです。

大興奮で鑑賞していたのですが、今回も劇場は静かでした。週末で結構入っていたのになぁ。でも、アメリカ人は衝撃で言葉もなかった、というのが本当のところかもしれません。だって、映画終了後に近くにいた人から声をかけられましたから。

「あなたもあんな風に戦えるの?」

アジア人がみんなあんなに強かったら、アメリカはもっと衰退していたでしょう。たぶん。

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World Trade Center

映画を観てきました。

僕はかなりの映画狂(フリーク)なのですが、Miamiに来てからは生活のセットアップに追われ、また週末はBeachに繰り出してばかりいたため、なかなか映画を見に行く機会がありませんでした。それでもコンピューターで日本から持ち込んだDVDを鑑賞してはいたのですが(「仁義なき戦い」シリーズなど・・・)。

今回観たのはWorld Trade Center、あの911を巡る物語です(トニー・ジャー主演のThe Protector(邦題トム・ヤム・クン!)とどちらにするか悩みましたが、アメリカで観る最初の映画がタイ映画というのも何ですし)。監督は社会派の皮をかぶったエンターテイナー、オリバーストーン。この作品では観客を煽動するようなこともなく、あの日に起こった大惨事と、それに翻弄される家族を淡々と描いていて、かえってアメリカが受けた衝撃を感じさせる出来でした。

今回はアメリカ大手シネコンのAMCに行ったのですが、大人が$7、ネットから事前にチケットを買うこともできて(http://www.movietickets.com/、公開直後で混み合うときには非常に便利)、その場合は$5と、日本の半額以下の値段です。

スターウォーズ第1作が公開された頃、当時のSFファンがこぞってアメリカに渡り、日本公開前に鑑賞してきて、「アメリカではみんなコスプレして大騒ぎで映画を観ているぞ!」と話していました。それを聞いた僕は「きっとアメリカ人はお祭り好きだから、いつもそうやって映画を楽しむのだな」と勝手に思いこんでいましたが、今回作品が上映される前に「携帯電話や子供の泣き声で映画によけいなサウンドトラック(音楽や効果音などの音響効果)を加えないよう注意してください」などという警告が出て、要するにマナーの悪い客が騒いでいただけなのか?とちょっとショックを受けました。もちろん今回は大騒ぎして観る類の映画ではなかったのですが。

次回は満を持してThe Protectorを観るとしましょうか。観客が大騒ぎするのかどうか楽しみにしつつ・・・。

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