映画・テレビ

2017年2月 1日 (水)

「ハリウッド映画・アメリカドラマ」フリークの所感

私がマイアミに在住していた20062008年から10年月日が流れ、世の中はだいぶ変化してきた。特に情報の世界でその進化が著しい。

私が大好きな映画やドラマについて考えてみると、マイアミ在住時に日本の作品を見ることや、帰国後にアメリカの最新のドラマを鑑賞することはなかなか敷居の高いことだった。それが、流通やネットの進歩により格段に簡単にできるようになってきている。

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2014年5月14日 (水)

アナと雪の女王 FROZEN

大ヒット上映中のディズニー映画「アナと雪の女王(原題:FROZEN)」を鑑賞した。

Classic Disneyスタイルのプリンセス物語ながら、とても現代的で新しい。
心優しき姉、エルサが恐ろしき(美しき?)魔女へと変貌する前半クライマックスは、楽曲「Let it go〜ありのままで」の出来映えと相まって鳥肌が立つような屈指の名シーンとなった。さらにこのシーンは、ディズニーアニメーションで初めて悪役誕生のプロセスを描き切って見せたばかりでなく、魔女が主人公でもあるという逆転の物語を紡ぎ出した。   
また、”愛”(という言葉やイメージ)に翻弄される妹、アナの現代娘っぷりも微笑ましい。愛を求めて彷徨ったアナが、大好きな姉を救うために我が身を投げ出した時に掴んだ真実の”愛”。まさに愛は求めるものではなく与えるもの。アカデミー長編アニメーション賞受賞も納得の、歴史に残る名作の誕生だ。
加えて特筆すべきは吹き替え版の素晴らしさ。世界一美しい歌声の松たか子と、若かりし頃の松田聖子の歌声を彷彿とさせる神田沙也加の奇跡のコラボレーションは感涙もの。必聴!
ブルーレイの25ヶ国語バージョンが欲しい。各国語で堪能したい。
「塔の上のラプンツェル」以降のディズニーは、一時の低迷が嘘のように、何度目かの黄金時代を築きつつあるようだ。今後がますます楽しみ。

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2013年6月30日 (日)

あなたへ

素晴らしい映画に出会いました。

「あなたへ」 

降旗康男監督、高倉健主演、昨年公開の最新作です。
BS日本映画専門チャンネル、日曜邦画劇場での鑑賞です。

妻を亡くした男(もちろん健さんです)の物語。
自分にとっては、おそらく、10-20年後に巡ってくる物語だと思います。これまで、同じようにつれ合いを亡くした男の物語はありました(ロッキーもエイドリアンを失っています)。しかし、これまで、ここまで魂を揺さぶられた映画はなかった。

映画との出会いは(もちろん、人との出会いもそうですが)、誰と、いつ、どのように出会ったが重要です。

すべての役者が素晴らしい。シーンのひとつひとつが美しい。

でも、そんなことはどうでもよくて、

今、この時に、この映画に出会えて、心から良かったと思います。
今でも心が震えています。


2013年4月20日 (土)

映画フリークの近況

 私は、中学生の時以来の映画フリークである。

 しかし、新作映画を追いかけなくて久しい。月に何度も映画館に通っていた学生の頃は映画産業がテレビに押されて斜陽の時期で、往年の映画ファンたちが語る「過去の栄華」を羨ましく感じもしたが、現在、日本では映画の製作本数は飛躍的に多くなり、その質や内容の豊富さも素晴らしい。まさに映画全盛期の趣である。その分洋画の公開本数が少なく、良質な小品に出会う機会が少なくなってしまったのが少々悲しいのだが。

 このような状態なら、映画フリークとしては映画館に通い詰めてその喜びを噛み締めるべきなのだが、なかなかそうならない。一つは時間の余裕に乏しいことがあるが、シネコンに出かければレイトショーもたくさんかかっているのだから、その気になれば時間は作れるはずだ。

 大きな理由は、レンタルDVDにあるのだろう。まず、非常に安価である。その上ブルーレイソフトになると、画質・音質共に本当に素晴らしい。ホームシアターのプロジェクターでスクリーンに投影して鑑賞すれば、繰り返し投影されて画質の落ちたフィルム上映よりも良い鑑賞条件となる。さらに自宅であれば、お酒を片手に鑑賞することもできる。しかも、特典にメイキングが付されていると、映画鑑賞後すぐに舞台裏を知ることができて、映画の世界にどっぷり浸れるのだ。最近、英語圏の洋画を、オリジナル音声+英語字幕で鑑賞することが多いのも、レンタルに走る原因の一つだろう。

 だが、映画がDVD化されるのは、映画公開から6ヶ月~1年後であり、その分鑑賞時期が遅くなる。以前は映画フリークだけに、最新の話題に乗り遅れるのはとても嫌だったのだが、最近はあまり気にならなくなってしまった。

 そうなると、映画雑誌をあまり買わなくなる。記事に載っている作品に触れるのがずっと先になってしまうからだ。そこで、情報収集はネットからになる。時間がたってからでも情報がweb上に残されているので便利だ。そんな私に、映画.comのデータベースはとてもためになる。また、AppleのMovie Trailersなどの予告編サイトも重宝している。予告編を観て鑑賞したい作品をチェックし、スマホのTo Doリストに入れておき、レンタル店に行った際にその中から作品を決定する、と言った具合だ。時には、予告編を観てどうしてもすぐ鑑賞したくなり、海外のAmazon.comでDVD(ブルーレイ)ソフトを購入してしまう時もある。洋画では、本国の公開と日本での公開の時期にタイム・ラグがあることも多く、日本で公開される頃には本国でソフトが発売されていることがあるからだ。

 ただし、リアルタイムで新作映画を追っかけていないと、映画ファンが「この作品が面白い!」と盛り上がっている時に、その輪に入っていけないため、少し悲しい。それに、映画がヒットしなければ、現在の映画産業の活況が下火となり、また斜陽化してしまうかもしれない。これは映画フリークにとって心が痛む事この上ない。

 そのようなジレンマを解消するようなビジネスモデルも登場しつつある。都心の少数館でのロードショー後すぐにネット配信され、しばらくしてからソフトが発売されるパターンである。熱烈なファンを有するアニメ作品などで試みられているが、どうやらそれなりの成功を収めているようだ。このパターンだと鑑賞者が徐々に増えてきて、ファンの間でのトークが盛り上がってくるため、乗り遅れ感を味わうことも少なく、なかなか良い感じである。

 劇場に足を運びたくなる映画もある。子供らと一緒に鑑賞できる、春・夏休みのイベント映画(ドラえもんやプリキュアね)や3D映画である。たまに映画館を訪れると、人がたくさんいて、妙に嬉しくなったりもする。

長年映画フリークをやってるけど、
 いやぁ、映画ってほんっとに良いものですね
 それでは、サイナラ、サイナラ

2012年7月20日 (金)

War Horse(戦火の馬)

iTunesの予告を観て気になっていた作品。機内上映で鑑賞した。

エンドロールを見るまで、スピルバーグ監督作品とは知らなかった。第一次世界大戦を舞台に、数奇な運命をたどる馬の物語。馬に様々な登場人物の人生が重なり、数々のショートストーリーが積み上げられて行く。そのショートストーリーがそれぞれ素晴らしいばかりでなく、それらが幾重にも折り重なって行くのが絶妙。戦争による悲しみ、敵味方、父と子、祖父と孫、兄弟、友人たちの物語。そして迎える、ただ感動と呼ぶには、余りにも言葉が足りなすぎる素晴らしいクライマックスと、それに続く美しいラストシーン。物語構成といい、美しいシーンの数々といい、全く隙のない、超一流の作品だ。

スピルバーグはついに、誰も到達し得なかった高みへと上り詰めたようだ。今年度ナンバーワンは間違いないだろう。必見、そして繰り返し繰り返し味わいたい大傑作である。

帰国して早速アマゾンでポチろうと思ったら売り切れだ(悲)。

2011年12月 7日 (水)

Harry Potter

今年、映画"Harry Potter"シリーズが完結した。

稀有な映画だった。8作、10年に及ぶ長期シリーズにもかかわらず、中途で亡くなってしまったダンブルドア校長役のリチャード・ハリスを除くほとんどすべての役者が交代することなく役を演じ切った。特に主役の3人は、作品のテーマでもある「成長」を、自身の肉体的な成長と重ねながら文字通り体現した。

また、学校生活の中の先生と生徒、家庭の中の親と子と言った世代間の繋がりを非常にうまく表現している作品でもあった。さらに、先生や親にも子ども時代があり、たくさんの失敗をしながら大人になっていて、大人になっても解決できないでいるたくさんのことを抱えている、と言った部分が非常に共感できた。それが子供ばかりでなく、大人をも夢中にさせた要因であったろう。

我が家でも例に洩れず、家族揃ってのファンであり、最近皆でシリーズを最初から通して鑑賞しているところだ。TSUTAYAでブルーレイをレンタルしてきて、週末にホームシアターで楽しんでいる。鑑賞時の鉄則は「英語音声、英語字幕」。元々子供らの英語力を維持しようと思って始めたのだが、子供らの耳は素晴らしく、通常のドラマやアニメなら完璧に理解できているているようだ。しかし、Harry Potterはセリフが多く、「魔法省」などの専門用語もたくさんあり、その上British Englishで言い回しが微妙に異なっていて、悪戦苦闘している。親はと言えば、まぁ、チンプンカンプンに近い状態。それでも、
「父さん、今のどういう意味?」
と聞かれれば答えないわけにはいかない。原作を読んで物語を知っているから、何とか答えて親の面目を保っている。

後は最終章「死の秘宝」を残すのみだが、最新作はレンタルするのが大変だし、お気に入りのシリーズでもあるので、ブルーレイ Complete Boxを購入することにした。こんな時に大活躍するのが、Amazonを利用した個人輸入だ。映画のブルーレイは日本国内で販売されているものは非常に高価だが、海外は値段自体がかなり安い。さらに最近の円高と相まってかなりお得だ。Harry PotterはWanner Brothers作品だが、イギリスのAmazon UKで発売されているものは国際市場での販売が考慮されていることもあって、大容量のブルーレイには最初から日本語字幕や吹き替えが収録されており、パッケージを除いて国内で販売されているものと何ら変わりがない。リージョンコードもフリーとなっており、日本のプレーヤーで問題なく再生できるようになっている。お値段は27ポンド。1ポンド125円としても3500円以下だ。5ポンドの送料がかかっても、1万円以上する日本のアマゾンに比べて圧倒的に安い!

みんなのクリスマスプレゼントとして発注、もうすぐ到着予定だ。後2作、果たしてどのような驚愕シーンが待ち受けているのだろうか?

ちなみに、皆で鑑賞し終わった後、私は一人部屋に残り、日本に吹き替えにしてチラ見している。やっぱり英語だけでは理解できていない箇所がたくさんあるんだよ、悲しいことに。でも、声や台詞回しが変わると捉え方も大きく変わるので、できれば英語で完璧に理解したいよな~。

2008年4月11日 (金)

野外映画上映会

Ummovie_2 

マイアミ大学で映画の野外上映会が行われた。

マイアミ大学Coral Gablesのキャンパスは広大で緑が豊富なすてきな場所だ。今夜、キャンパス内の芝生の上で映画上映が行われると聞きつけ、ピクニック気分で家族揃ってやって来たのだ。
Umcampus 広い敷地に転々と建物が建ち、緑がいっぱいのキャンパス

芝生の上にエアクッションを使った大きなスクリーンが設置され、人々は芝生の上にシートを広げたり、携帯いすを持ち込んだり、Starbucs Coffeeのオープンテラスにあるいすを運び込んだりして思い思いの場所に陣取っている。時間は午後7時半。緑が夕日に映え美しい。

私達も持ってきたお弁当を広げ、ピクニックディナーを楽しむ。今の季節は昼間はだいぶ暑くなるが、このくらいの時間になると風もだいぶ涼しくなり、とても過ごしやすい。

本日の題目は「トランスフォーマー」。この作品、公開当時にも息子と観に行ったのだが、スティーヴン・スピルバーグ制作、マイケル・ベイ監督によるSciFi系エンターテインメント映画だ。日本で発売された変形ロボットのおもちゃ(私が子供の頃にもはやってました)がアメリカに渡って大ヒットし、アニメやコミックとなって子供らに長年愛され続け、近年のコミック映画化ブームの波に乗ってついにハリウッドの超大作映画となったものだ。

マイケル・ベイ監督と言えば、「アルマゲドン」「パール・ハーバー」「ザ・ロック」など数々のヒット作品で知られる人気監督だが、あまりにバタくさく派手なその作風は私の好みにはそぐわなかった。だが、この作品はちょっと違う。ストーリーは善と悪のロボット(実はエイリアン)が戦う勧善懲悪ものなのだが、はじめて車を手に入れる(目的はもちろん女の子とのデート)主人公を描くティーンエイジャー映画の要素もあり、また、Section Sevenなる、エイリアンを扱うアメリカ政府の極秘組織が登場したりして(Area51ネタの派生系ですな)私のようなSciFiファンの心も上手にくすぐってくれる。マイケル・ベイ監督の好きな自己犠牲テーマも、あまりに強い敵との悲壮感さえ漂うラストの市街戦とマッチして心に迫り、なかなかの作品に仕上がっている。

すでにDVDで発売中のこの作品、お勧めです!

CGの発達によって、このようなロボットバトルアクションを迫力のライブ映画で観ることのできる今の子供らは本当に幸せだなとちょっとうらやましくなる。この映画を観たハイスクールの男の子はバンブービーに変形する黄色のシボレー・カマロがほしくてしようがなくなるに違いない。

再見にもかかわらず、瞬く間に2時間あまりが過ぎた。息子も終始大興奮で騒ぎまくり(うるさすぎ!)、最初は興味がなくて寝ころんでみていた娘も途中からは座り直してスクリーンに見入っていた。AV機器の進歩で手軽に家で映画を楽しめる時代だが、やはり大画面で見る映画はいい。しかも心地よい風に吹かれての野外上映会、家族揃って大満足であった。

2008年2月13日 (水)

TVドラマ

アメリカのTVでも数多くのドラマが放映されている。特に私の好きなSci-Fi系のドラマが日本に比べて多く、嬉しい。
私の一押しは「HEROS」。日本でもスカパーで放映が始まったようなので、ご存じの方も多いだろう。世界で同時多発的に特殊な能力、いわゆる超能力を持つ人々が出現。それぞれちょっとずつ能力を持つところがミソ。ある者はその能力に悩み、ある者は能力のせいでトラブルに巻き込まれ、またある者はその能力を悪用する。日本人俳優の演ずるHiroはヒーローオタクで、能力に目覚めた自分に酔い、その力を正義のために役立てようと奔走する。現在第2シーズンが終了したところで、第1シーズンはDVDで発売されていてレンタルも可能、第2シーズンはTV局のwebsiteで全話観賞することができる。アメリカではドラマの各エピソードが放映されるとすぐにTV局のwebsiteから配信が開始され、しばらく無料で観賞できる。見逃しても安心だ。でも恐らく日本からはアクセスできないようになっているのだろうと思う。
現在放映中のドラマでは「Terminator Sara Curonicols」が面白い。タイトルが示す通りターミネータ-の続編だ。映画の1及び2の主人公サラ・コナーが活躍するストーリーで、白血病で亡くなったことにされていた3はなかったことになっているようだ。2でスカイネット・コンピュータ-システムの開発を阻止したサラだが、実は審判の日を遅らせただけに過ぎなかった。息子で未来の反乱軍リーダー、ジョン・コナーを抹殺するため新たに複数のターミネータ-が現代に送り込まれて来た。そして一人の女性型ターミネータ-がジョンを守るために送り込まれて来たのだった。このあたりに3の影響が感じられるが、この女性型ターミネータ-、なぜかティーンエージャーでジョンと一緒に高校に通うのだ。最初は無表情なターミネータ-の彼女だが、周囲のティーンエージャーの影響を受けて徐々に…。アクションだけでなく、学園ものの雰囲気を合わせ持っているところが新しい。宣伝用のポスター(websiteでも見ることができる)は「イノセンス」の影響がありありだ。
毎週放映を楽しみにしている。

2006年10月21日 (土)

Flags of Our Fathers(父親たちの星条旗)

ロードショー公開2日目の"Flags of Our Fathers(邦題「父親たちの星条旗」)"を観てきた。

太平洋戦争末期、制空権、制海権を失った日本に対しアメリカは太平洋の島々を飛び石式に攻略しつつ日本本土に肉薄していた。1944年両軍は硫黄島で激戦を繰り広げることになる。監督はクリント・イーストウッド。姉妹編の"Letters From Iwo Jima(邦題「硫黄島からの手紙」、11月日米同時公開予定)"と2部作を成し、それぞれアメリカと日本の視点からこの激戦を描いている。

本作品は硫黄島の擂鉢山頂上に星条旗を打ち立てた有名な写真を巡る物語である。両国の総力戦となったこの戦争で、この時期アメリカでは厭戦気分が蔓延してきた(前線へと派遣される徴兵が裕福な人々の子息にまで及ぶようになり、徐々に反発が強くなってきたようだ)。アメリカ軍はこの写真に関わった帰還兵たちを英雄に仕立て上げ、戦争債券の宣伝に利用しようとする。しかし兵士たちが硫黄島で見てきたのは敵味方に分かれて行われる殺戮の数々。失った仲間たち。しかも、この写真の裏には隠された真実が・・・。

クリント・イーストウッド監督の視点はあくまでも冷静である。日本兵はほとんど姿を見せず、”敵”として存在するに過ぎない。戦争がただ国同士の”衝突”に過ぎず、そこには正義や大義など存在しないことを”みせる”。心が震える映画である。

見かけはちょっとマッチョな大酒飲みの女好きじいさんにしか見えないイーストウッドだが、観客に愛され、業界人にリスペクトされるその姿はクールだ。

この作品はエンディングロールが終了するまで席を立ってはいけない。最後に映し出される映像に心を打ち砕かれることであろう。

2006年10月 1日 (日)

Flyboys

映画"Flyboys"を観てきた。週末ごとに映画を観られるなんて学生の時以来だ。うれしいなぁ。

この作品は予告編を見て鑑賞を決めたが、大当たりであった。日本公開が決まっていないようなので、極力ネタバレにならないよう紹介したい。

あらすじは、こうである。

時は1917年、第1次世界大戦にヨーロッパが疲弊していた時代。発明されて間もない飛行機は兵器へと変貌していた。アメリカが参戦しなかった戦争。だが、様々な理由により海を渡り、フランス空軍に入隊してアメリカ人初の戦闘機乗りとなった男たちがいた!

当時実在したラファイエット戦闘機隊がモデルとなった物語で、ジェームズ・フランコ主演、製作は「インデペンデンス・デイ」チーム、監督はトニー・ビル。CGを駆使した(一部は本当に複葉機を飛ばしているのではないか?)迫力の戦闘シーンは圧巻。戦闘機マニアをも唸らせるであろう複葉機によるドッグファイトは、松本零士「戦場まんがシリーズ(ザ・コクピットシリーズ)」で育った世代には感涙ものである。戦争における破壊のカタルシスに加え、戦闘への恐怖、仲間の死に対する哀しみがきちんと描かれ、期待を上回りつつ展開する物語と相まって、2時間30分があっという間に過ぎてゆく。戦闘と今後に描かれる青春群像劇、戦火に咲く恋(と書くとあまりにもチープな印象だがこのエピソードが秀逸)、と魅力を上げればきりがない。人情厚い隊長役のジャン・レノがいい味を出しているし、衣装もいい。フランス空軍の制服姿がかっこいい!

お勧めの映画である。ぜひ日本でも公開してほしい。

戦後疲弊したヨーロッパを尻目にアメリカは急速な成長を遂げ、同じように膨張した日本と第2次世界大戦のさなか激突することになるが、それは後の話。硫黄島の戦いを描くクリントイーストウッド監督作「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」も期待大!

やっぱり映画はいいなぁ。

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