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2016年5月22日 (日)

ビデオのデジタルアーカイブ

マイアミに住んでいた頃に撮影したビデオを時々見返している。



撮影したのは既に10年ほど前。当時はminiDVカメラを使用していた。先日、ついにビデオカメラが故障した。テープが取り出せなくなってしまったのである。メーカーや修理屋さんに問い合わせてみるが、世は既にデジタルビデオカメラ(しかも最近は4Kが流行り)の時代、修理部品が残っているわけもなく、修理は不可能となっていた。幸いローディングしていたのはクリーニングテープだったので、テープを失ってしまったわけではないが、様々な機器が進化し、メディアがフィルムからテープ、ディスク、デジタルデータへと変遷していく中で、昔記録した映像が再生できなくなってしまうのは困る。



そのようなわけで、しばらく前から古い映像のデジタルデータ化を推し進めてきたが、紆余曲折があり、まだ完全には終了していない。備忘録も兼ねて、ここらあたりでまとめておこうと思う。



手技的に簡単なのは、DVD・ブルーレイレコーダーでダビングし、ディスクに焼く方法だが、これらのディスクも変遷が激しく、いつまで再生できるかは心もとない。そこで2008年に日本に帰国した際に、デジタルデータ化してハードディスクに保管する、いわゆるデジタルアーカイブが最も長期に鑑賞できるだろう、と考えた。DLNA規格ができてネットワーク再生が現実的なものとなり、プレイステーション3(PS3)が強力なネットワーククライアント機能を実装してきたのも追い風だった。最近ではソフトウェア(アプリ)としてさまざまなメディアプレーヤーが登場し、種々のファイル形式の動画データを簡単に再生できるようになってきて、目論見は当たったぜ、と言いたいところだが、この8年間色々なトラブルに見舞われたのも事実である。



デジタルデータ、と一口に言っても、さまざまなファイル形式がある。動画の場合はさらに「コーデック」の種類がいろいろとあり、機器やソフトウェアによって再生できたりできなかったりと結構ややこしい。できるだけ普遍性のあるファイル形式が望ましいと考え、やはり少数派新興宗教であるAppleMacではなく、大衆的な(当時、最近はだいぶ陰りが出てきている) Windows PCに標準装備されているソフトウェアを使うことにした。Windowsムービープレーヤーである。



Canon製のminiDVカメラはDV端子としてIEEE1394SONYで言うところのi-LinkAppleではFireWire)が装備されているのでケーブルでPCと接続し、Windowsムービープレーヤーの取り込みボタンを押すとワンタッチでダビングされ、「.avi」ファイルに変換してくれる。miniDV自体はアナログテープであるが、記録されているデータはデジタルで日付情報もあり、シーン毎に勝手に分割してファイル化され、とても便利である。ただし、記録したテープスピードが標準のSPモードの場合は良いのだが、長時間LPモードだとファイルが分割されずに1つのファイルになってしまうようであった。



快調にデジタルデータ化を進めていた矢先、データを格納していたIOデータのハードディスクが何の前触れもなくクラッシュしてしまった・・・。ま、うちの娘が蹴飛ばしたんだけどね。30時間分くらいの動画をすでにアーカイブしていたのでショックもひとしお。いろいろ調べてデータ救出を試みた (ハードディスクを冷凍庫にも入れてみた) が、全く稼働せず、泣く泣く諦めて一からやり直しとなった。



この失敗を教訓に、以降は



1. もう二度とIOデータ製ハードディスクは購入しない



2. RAID1(ミラーリング)を使用して常に複数のデータが存在するようにする



こととした。



そうこうしているうちに今度はPCに問題が発生。マイアミでも使用していたTOSHIBAのノートPC DYNABOOKにはIEEE1394端子が装備されており、接続も楽だったが、WindowsXPのサポート終了にともなって買い替えしなければならなくなった。新しく購入したDynabook R731にはIEEE1339端子が装備されていなかった。そこでIEEE1394インターフェイスを装備したCardBusスロット用PCカードで対応しようと別途購入したのだが、R731に装備されていたPCカードはtypeIIではなく後継規格のExpressCardだった・・・。差してみるまで気づかず、買い直しが必要となり無駄な出費をしてしまった。



ついでにminiDVカメラ以前に使用していた8ミリビデオカメラからのデジタル化にも挑戦。8ミリビデオカメラはこの時既に故障していたのだが、友人から借りることができた。しかし8ミリビデオカメラは正真正銘のアナログなので、デジタル化には一工夫が必要だ。以前にSONY VAIOが発売されたばかりの頃、動画編集を謳ってさまざまなマニアックな周辺機器が登場していた。ほとんど使い物にならなかったUSBジョグダイアルとか。その中の一品としてアナログ↔IEEE1394変換アダプタなるものがあり、それを引っ張り出してきて接続。Windowsムービープレーヤーで簡単にデジタルデータ化できた。miniDVと違ってダビングが自動で終了しないので、最後に無駄な無映像データがかなり加わってしまったようなデータもあったが、ひとまず成功だ。



あともう少しでデジタルアーカイブ化完了というところでminiDVカメラが故障してしまったが、大丈夫。昨年職場で大量に廃棄されたSONYDV/SVHSダブルデッキWV-DR7の1台を譲り受けていたのでまだまだ作業は可能だ。これが壊れてしまう前に終わらせてしまおう。

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