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2014年4月 1日 (火)

「留学」の成果

今日は嬉しい日です。

マイアミ留学で学んできたことを、5年半かけてようやく日本で臨床に活かすことができるようになりました。本日から、私の職場で新しい治療プログラムを開始します。

学問の府、大学にいる我々は、海外へ「留学」することがあります。私は2006年から2年間、マイアミ大学へ「留学」しました。この「留学」という言葉、企業に努めている方々が海外へ「赴任」するのと微妙に異なるニュアンスがあるように思います。「留学」と言っても、私の場合、マイアミ大学の職員として勤めて、仕事をしてきたわけですから、学生が言うところの「留学」とは異なるわけです。しかしながら、学問の世界では、自分たちが持っていない知識、技術を学びに行く、という意識から、「留学」という言葉を使うのではないかと思います。

でも、せっかく「留学」して新しい知識を得ても、帰国してからそれらを活かすことができるかどうか、いろいろと難しい問題があります。日本では、特に地方大学では、研究費を得るということはそう簡単なことではなく、また、”新しい知識”とは、他の人が知らない知識ということですので、その価値をアピールするのは並大抵のことではありません。そのような事情で、せっかく海外で学んできても、帰国してからはそれとは全く関係ない仕事をする、という状況も決して珍しくはないのが実情なのです。

そのような中、5年半前に帰国した私ですが、幸運にも直属の上司や施設のトップの方々のご協力を得ることができ、時間はかかりましたが、海外で学んできた治療法について、施設認定を得ることができ、今日から、実際に治療として行えることになりました。

私の「留学」に続いて、二人の後輩が「留学」しました。一人は糸の切れたタコとなってしまいましたが、もう一人は昨年私のもとに戻ってきて、今回のプログラム立ち上げに一緒に尽力してくれました。残念ながら、彼の後に続く若者がいなくて我々の施設からの「留学」が途切れてしまいましたが、この春からは、私が仲介した別の大学の若者がアメリカへ旅立つことが決まっています。

新しいプログラムはこれからが正念場ですが、「留学」して学んできた経験や知識を日本で活かすという、とても恵まれた立場にいることを幸福に思い、ますます頑張っていきたいと思います。

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