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2010年4月30日 (金)

ハリウッド博物館

ハリウッド通りは大したことない、との認識は改めなければならない・・・。

今日はサンディエゴへの移動日。空港へ出かけるまでの少ない時間を縫ってHollywood Museum(ハリウッド博物館)へ行ってきた。

ここは、実際に映画で使われた衣装や小道具を展示する博物館だが、予想を遙かに超える素晴らしい場所であった。アカデミー賞受賞作品を中心に展示されており、第1回アカデミー賞作品賞を受賞した”The Wing(邦題:つばさ)”の飛行帽とゴーグルまで展示されているとは恐れ入った。

地下には”Silence of Lams(羊たちの沈黙)”に登場するレクター博士の捕らえられていた独房のセットが再現されており、独房の壁にはレクター博士好みの猟奇的な絵が飾られている。美術デザインの素晴らしさが感じられる。映画の中では、暗いライティングのためもあってなかなか見えないところだが、こういった美術が映画の世界を支えているのだろう。独房の前にはFBIの新人捜査官クラリスが座ったパイプいすまで置かれている。

もともと映画のmaking等舞台裏を観るのは大好きなのだが、目の前に映画で使用された本物があるとなると、まさに血湧き肉躍る!この階には”Raiders of the Lost Ark(レイダース失われたアーク)”でインディ・ジョーンズ博士が使っていた革ジャケットとカウボーイハット、それに鞭が、その他の小道具と共に展示され、思わずニヤリ。”Frankenstein(フランケンシュタイン)”などの怪奇映画で有名なボリス・カーロフらのデスマスクも展示さていた。

1階はメーキャップに関する展示が中心で、2,3階は、実際に映画で使われた衣装や、スターがアカデミー授賞式などで着たドレスなどが飾られていた。ショー・ビズの世界を描いた私の大好きなミュージカル映画”Dream Girls(ドリームガールズ)”や”Moulin Rouge(ムーラン・ルージュ)”の衣装は華やかで美しい。ニコールキッドマンがオープニングで腰掛けて歌っていたブランコが展示されていた。”Rocky(ロッキー)”のボクシンググローブやローブも大迫力だ。しかし、なんと言っても素晴らしいのはマリリン・モンローに関する展示だ。映画で使われた衣装や表紙を飾った数多くの雑誌だけでなく、子ども時代の写真、それに大量の睡眠薬による服薬自殺(とされているが私はマフィアによる偽装殺人だったと信じている陰謀論者のひとり)の後に行われた死体検案書のコピーまである。圧巻は、21歳の時に車を手放したくないために50ドルでモデルになったとされるヌード写真だ。あまりにも美しく、この世のものとは信じられない。まさに美の女神ヴィーナスのようだ。

映画フリークにとってハリウッドはやはり聖地であった。このハリウッド博物館はいくら時間があっても足りないくらいの場所である。写真は厳禁、つまり門外不出の博物館だ。いつか再び訪れることを心に誓い、この地を後にしたのであった。

2010年4月29日 (木)

Hollywood!!

Hollywoodsign
ついに念願のハリウッドへやって来た!

マイアミから帰国したときに、年に2回海外出張へ行くことを目標に決めたのだが、今回は今年の第1弾、カリフォルニア州サンディエゴ出張だ!ゴールデンウィーク中に開かれる学会なんて日本人には迷惑な話だが、仕事柄仕事を抜けるのが難しい身としては、むしろこの方が出張を組みやすかったかも。家族を連れて行くことも考えたのだが、チビが2歳になりもはやおとなしく飛行機に乗るのは不可能となった上、ゴールデンウィーク料金の時に一家で出かけるのは無理との理由で、ひとりで出かけることにした。

パッキングは手慣れたもので(というより時間がなかっただけでしょ)、マイアミで手に入れてきたSamsoniteのキャリーバッグと仕事にも使っているバックパックに2晩で詰め込んだ。
Travelbag

「父さんだけずるい」

との子供らの声を振り切り、出発。サンディエゴへは直通便がないのでロサンゼルス経由を選択、ゴールデンウィーク中をいいことに1日早く出発してハリウッドに1泊することにした。西海岸への便は成田を午後に出発、同日の午前中に到着なので過去へ戻るタイムマシンのよう。着いたその日に活動できるので予定が組みやすい。ロサンゼルス国際空港からはShuttle vanで昼にはハリウッド入りした。

我ら映画フリークにとってハリウッドは聖地だ。まずはChinese Theatreへ出かける。入り口にあるスターたちの手形・足形が有名な観光名所だが、現役の映画館でもあり、”A Nightmare on Elm Street” 公開初日であった。今や古典と呼んでも良いウェス・クレイブン監督によるホラー「エルム街の悪夢」をリメイクした作品で、かなりそそられたが、ここで2時間を費やしてもしょうがないので断念した。となりのKodak Theaterは最近アカデミー賞の授賞式が開かれているところだ。この辺りはたくさんの観光客がいて、コスプレしたコアなファンも闊歩しており、にぎやかなのだが、このハリウッド通りも少しはずれると場末のエンターテイメント感が漂う。アカデミーナイトには着飾ったスターたちがレッドカーペットを闊歩する場所なのに、ちょっと意外であった。

Kodak Theatre1階にあるInformationでスタジオ見学ツアーの情報を手に入れ、ワーナー・ブロス・ピクチャーズ・スタジオのVIPツアーに参加することにした。メトロバスで直接スタジオへ行きツアーを申し込む。他にソニー・ピクチャーズやパラマウント・ピクチャーズのツアーもあるらしいが、これらが徒歩ツアーなのに比べてワーナーではカートに乗って案内してくれる。

ワーナー・ブロス・ピクチャーズは1926年からハリウッドでスタジオを構えている老舗で、スタジオの規模も大きく、たくさんのオープンセットとサウンドステージ(屋内セット)がある。映画だけでなく多くのTVドラマも手がけており、これらのセットを説明しながら回ってくれた。案内係のTommyの話は非常に面白く、映画製作の裏話も刺激的であった。
Erset装飾がないので分かりにくいが、"ER"に登場するカウンティ総合病院ERの入り口にも使われたオープンセット

特に感銘を受けたのは、「バットマン」に登場するバットモービルや「グラン・トリノ」のタイトルロールを飾ったクラシックカーなどの大道具を展示した部屋と、実際に映画で使用された衣装を展示する博物館だ。特に後者は、最近の作品ばかりでなく、「カサブランカ」のハンフリー・ボガードや「エデンの東」のジェームス・ディーンの衣装まで展示してあって、もっとゆっくり鑑賞していたかった。この博物館は写真撮影禁止の禁断のスポットなのだ。
Batmobile

最後は “Two and a Half Men” のセットを案内してくれた。日本ではスカパー!のスーパー!ドラマTVで「ふたりと半人前(2分の1人)の男たち」のタイトルで放送されているシット・コムと呼ばれるタイプのコメディードラマだ。アメリカのコメディーではギャグのシーンで笑い声が聞こえるのだが、今まで効果音の一種とばかり思っていた。実は観客の前で公開録画しているとのことで、笑いが少ないときにはギャグを変えて数テイクを撮影し、一番良いものを採用するのだそうだ。まさに目から鱗・・・。

わずか半日の観光であったが、しっかり堪能。夢のようなひとときであった。

2010年4月17日 (土)

風流

Cherryblossoms1_3
春の大雪が満開の桜をすっぽりと覆いました。

4月後半というのに寒い朝になりました。一晩中降り続いた雪は、満開の桜の上にも降り積もり、えもいわれぬ風流を醸しています。冬の寒さが厳しいこの地に住んでもう結構になりますが、今回ほど遅い雪は初めてです。

今日はたまたま出張で朝から車を運転する機会があったので、あちらこちらで美しい風景に出会えました。風景写真家の方々は朝から忙しいのではないでしょうか?
Cherryblossoms2


常夏のマイアミから四季の美しい日本に帰ってきてもうすぐ2年になりますが、やはり日本の春はすばらしいですね。3月から4月にかけて、出張などで宇都宮、甲府、名古屋、日光、そして筑波へ出かけ、各地で桜を愛でることができました。さらに今日のこれですから、今春は例年に比べてさらに+αって感じです。下の写真は先週出張先の甲府で撮影したもの。
Cherryblossoms3

これからは私の大好きな新緑の季節。忙しさにかまけていないで、できるだけ外へ繰り出すとしましょう。その前に、もうしばらくは花見で楽しめそうです。寒いので桜の木の下で「乾杯」というわけにはいかなそうですが・・・。

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