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2008年7月21日 (月)

音信不通

帰国に伴う様々な契約の解約は順調に進んできた。が、少々順調に行き過ぎてトラブル発生。

心配していた電話・インターネット回線(AT&T)の解約(なかなか解約させてくれないと噂に聞いていた)は、「日本に帰る」と言ったらあっさりOK。細々とした要望も聞いてくれて、とても良い対応だった。

問題となったのは、携帯電話(Sprint)の解約だ。携帯電話は私と妻の家族プランで2年間契約(電話本体の値段が割引になる)だった。家族がアメリカにやってきたのは2006年の11月で、現段階で解約すると2年間に少々足りない。途中解約の場合は一人当たり200ドルの手数料が必要となる。この問題は契約当初から分かっていたので、契約する際にショップのお兄さんに相談したら、

「1年半以上経過していてアメリカを離れるんなら問題ないよ。途中解約して他のキャリアに移行しないようにするための制度なんだ。」

と言うことだった。

解約手続きに時間がかかるだろうと見込んで一月前に電話で解約の申し込みをすると、案の定一筋縄では行かなそうだ。

「2年以内の解約だから電話だけでは対応できないわ。解約理由を文書にしてBack Office TeamFAXで送ってちょうだい。」

言われたとおりにして、1週間経過したところで再度電話を入れてみる。

FAXは届いているわ。でも、日本に帰る証明が必要よ。日本での賃貸契約証明書なんかないかしら。」

う~む、雲行きが怪しくなってきたぞ。

「住所の入った運転免許証ならあるけど」

「それでいいわ。FAXで送ってちょうだい。」

言われたとおりFAXする。でも、これ日本語だぞ。証明書代わりになるのかな?ひとまずコピーの横に英語で解説を加えておくか。また1週間くらいしたら電話してみよう。

と思っていたら、今日突然携帯電話が使えなくなった。確認してみると解約されている。帰国日に合わせて止めるように電話でも話し、文書にも書いておいたのに、無視されてしまったらしい。使えるようにするには再契約が必要そうだ。

と言うわけで音信不通。こんな事なら帰国してから手続きすれば良かった。ショップに出向かないといけないかな~、なんて思っていたので早めに活動開始したのが裏目に出てしまったようだ。仕方がない。アメリカ生活最後の2週間は、音信不通な静かな環境で過ごしてみますか!?

2008年7月14日 (月)

ディズニークルーズ

昨年の旅行で味をしめ、今年もクルーズへ行って来た。

今回はカミさんのたっての希望で、バハマ行きデイズニークルーズだ。デイズニークルーズの特色は、デイズニーキャラクターが乗船しており、ショーやパーティーもデイズニーワールド仕込み、デイズニークルーズでしか行くことのできないデイズニーの島、キャスタウェイ・キイに上陸出来ること、子供用のプログラムが充実していることだ。欠点は、昨年行ったカーニバルクルーズに比べて割高なこと、出港地がポートカナベラルでマイアミから遠いことだ。

ミッキー・ネットから日本語で申し込むことが出来る。事前に送られてくるパンフレットの中にクルーズを紹介するDVDが入っていて、これがなかなか優れモノ、クルーズ気分が高まること間違いなしだ。特にクルーズ船建造にまつわるパートは必見だ。

出港予定は夕方だが、昼前から乗船できるようなので、船の中を出港前にみて周るつもりで朝から出かけて行った。

パートカナベラルに到着したのは11時頃。荷物をポーターに預けて車を駐車場に停め、乗船手続きを行なう。手荷物検査を受けたら、カウンターで出国手続きだ。ここでやはり我々のパスポートのビザが期限切れなのが問題となった。我々の取得しているJビザでは、私の職場で滞在許可を延長したDS-2019と言う書類を作成してもらえば、カリブ海の島を含む近隣諸国への短期間の出国に限りビザが自動的に更新される(automatic revalidation)。この制度を説明し事なきを得たが、これもトラブルを経てビザに詳しくなったおかげだ。乗船した後は、発行されたカード(部屋のキーにもなっている)と写真入りIDのみで各島に上陸出来る。Driver's Licenseを持ち歩けばパスポートを携帯する必要はなく、便利だ。

いよいよクルーズ船に乗船だ。ゲートにいるのはおじいちゃん、おばあちゃんたち。定年後の彼らが放つ優しい笑顔で、旅はのっけから癒されムードに突入だ!
Disneyentrance_2入口に入った途端別世界へ誘われる

乗船時には各家族の名前が呼ばれ、拍手で迎えられる。正面の階段にはアリエル(Little Mermeid)の象が彫られ、踊り場の壁にはミッキーマウスをはじめディズニーキャラクターの絵コンテが飾られている。まさに別世界へ入り込んだかのよう。
Disneyart_2
Disneyelevator_2エレベーターの表示もユーモアたっぷり

早速バッフェスタイルのランチを楽しむ。子供らはアイスクリームを好きなだけ食べられるので大喜びだ。

続いて、船内を案内してくれるツアーに参加。バーやクラブ(子供同伴で踊れるファミリータイプもあり)、カジノはもとより、カントリー風にデザインされたルート66(カーズの世界ですな)なるエリアもあって、遊び心満載だ。
Disneyroom_4部屋はこんな感じ

避難訓練を終えると甲板に上がって出港パーティーだ。もちろんディズニーキャラクターがステージに登場し、会場は興奮のるつぼと化す。

ディナーは、3つあるレストランを日替わりで楽しむ趣向。初日は″ポセイドン″でシーフード。ディズニークルーズのレストランは概して淡泊な味で、やや物足りなさを感じるが、子供らを連れてコース料理を楽しめるのだからうれしい。

食後はステージ、「ディズニー・クラシック」を楽しむ。さすがディズニーだけあってエンターテイメントなステージで楽しめた。

まさに隅から隅までエンターテイメントなクルーズ。楽しい旅になりそうだゾ!

2008年7月12日 (土)

運転免許更新

Driver’s License(運転免許)更新の時期が近付いてきた。

私はJビザでアメリカに滞在しているが、このビザでは滞在許可が1年ごとに更新されるため、Driver’s LicenseTemporaryとなり1年ごとに更新する必要がある。間もなく帰国するのだが、アメリカでは滞在許可の期間よりもさらに30日間アメリカ国内に滞在することが許されている。滞在期間いっぱいまで働いてから荷物をまとめて帰国することが可能なわけだ。しかし、延長滞在している期間のDriver’s Licenseがない。なぜなら、Driver’s Licenseの使用期間は最長でも滞在許可が切れる日までとなっているからだ。Driver’s Licenseがないと車を運転できないし、Photo IDとしてパスポートを携帯しなければならず、何かと不便だ。車を運転していてもDriver’s Licenseの提示を求められるのはまれだし、Photo IDを提示するときも日付まではチェックしないだろうからそのまま使用していても問題にならないのかも知れないが、万が一ばれて違反切符を切られると厄介だ。もう裁判所に出向くのは懲り懲りである(笑)。

ではどうするか?Driver’s Licenseの更新にはパスポートと新しい滞在許可証明書(J-1ビザの場合はDS-2019)が必要だが、帰国予定の私には後者がない。しかし!ここは事務手続きがまともに進まないアメリカだ。例え滞在延長する場合でも新しい滞在許可証がなかなか下りないことはままある。実際私の友人は滞在許可が切れる当日の午後3時に新しい証明書がようやく発行され、数日後に延滞料金を払ってDriver’s Licenseを更新した。このような人のために、30日間だけDriver’s Licenseを延長する制度がある!これを利用してみよう。

アメリカ人はWebsiteから更新手続きを行うことができるが、我々はパスポートと滞在許可証明を確認されるためDriver’s Officeまで出向かなければならない(事前に予約していた方が事がスムーズに運ぶ)。更新に来た旨を話すと、定型通り必要書類の提示を求められた。ここで、まだ新しい滞在許可証を得ていないと話すと、

「それなら、Temporally Licenseを発行するわ。今日から30日間有効よ。その間に新しい滞在許可証明書を持ってくれば1年間更新することができるわ。」

というわけで、30日間のDriver’s License延長に成功。しかし、今までのDriver’s Licenseは没収されてしまい、変わりにTemporary License発行中を証明するレシートを受け取った。後日Driver’s Licenseが郵送されてくるまではこれがその代わりとなる。写真はないので残念ながらPhoto IDとしては使用できない。やはりパスポートは持ち歩かなければならないようだ。

それでも期限が切れたDriver’s Licenceを持っておどおど運転しなくても済むようになった。まぁよしとしよう。

2008年7月 4日 (金)

ボート

今日はIndependence Day(独立記念日)。友人が私ら家族をボートに誘ってくれた。
Boat1

マイアミではボートやヨットを所有している人がたくさんいて、休みともなると道路には船を引っ張る車があふれ、ハーバーからは列を成して船が出港していく。一度ボート遊びをしてみたいと思っていたのだが、敷居が高くなかなか実現せずにいた。マイアミではボートの運転に免許は必要なく、レンタルもあるので、一般人でもボート遊びは可能だ。いくらかかるのかは知らないが。

そんなわけで誘ってもらった時は小躍りして喜んだ。好天を祈りつつ指折り数え、ついにこの日を迎えた。天気は晴れ!

マイアミの南にあるホームステッドと言う町に程近いHomestead Bayfront Parkへ行くと友人が海からボートで迎えに来てくれた。彼らは昨夜から洋上で過ごしている。
Boat2 今日が誕生日の息子のために友人らがBirthday Songを歌いながらボートで登場

私らが乗り込むとボートは沖へ向かう。あっと言う間に岸が遠ざかり、辺り一面は南国の海だ!
Homestead ホームステッドの町が遙か彼方に霞む

まずは今日が誕生日の息子の要望で釣りをする。友人のボートは最新鋭のGPSと魚群探知機を備えていて、蚊の大群の来襲を受けたりしながら魚影を追い掛けていくつかのポイントで釣り糸を足らしたが、残念ながら当たりがなかった。

次はswimmingだ。沖にある岩礁地帯は浅くなっていて背が立つほどの深さしかない。海に入ってみると暑い日差しに温められたせいであろう温水プールのような温かさ。シュノーケルで潜ってみても魚影は全く見えず。これでは釣れないよな~。波間にプカプカ漂いながら至福の時を過ごす。

船上でハンバーグとソーセージを焼いておいしいハンバーガーとホットドッグを頬張る。片付けを終える頃には辺りはすっかり夕暮れだ。フロリダ半島に沈む夕日を眺めていると、太陽が隠れるのを合図に花火が上がり始めた。
Sunset2 フロリダ半島に沈む夕日。この直後から無数の花火が夜空に咲き始めた!

Independence Dayはアメリカでは特別な日なので、全国各地で盛大に花火が打ち上げられる。沖からフロリダ半島を眺めてみると、無数としか表現しようのない数の花火が上がっている。凄い!こんな数の花火を一度に眺めるのは後にも先にもこれっきりだろう。特にマイアミビーチ、ホームステッド、それから(多分)コーラルゲーブルズの3カ所が、特大の花火を上げていた。マイアミ周辺は雷雲に覆われていて、時折落雷が派手に光ってボート上で感嘆の声が上がる。

花火の数が徐々に少なくなり、辺りが暗闇に包まれてくる頃、港に戻って下船した。友人らはこのまま船上で週末を過ごすとの事。実に優雅でフロリダらしい、本当に羨ましくなるような週末の過ごし方だ。アメリカ生活最後に生涯忘れないであろう得難い体験をさせてもらった。友人に感謝!!

2008年7月 3日 (木)

続・違反キップ-弁護士篇

さて、今回は皆さんが期待されているであろうスピード違反のその後について報告しよう。

もちろん今回も前回の経験を活かして裁判所へ異義申し立てをするつもりだった。しかし、違反した場所がマイアミから離れていて、いざ裁判所へ異義申し立てをして指定された日時に出頭することができないと、罰金を全額($193.50)支払わなければならない上、違反点数もついてしまう。悩んだ末、今回は弁護士に相談してみることにした。

弁護士と言うと日本では非常に敷居が高い印象だが、アメリカでは弁護士に相談したことがない人はほとんどいないと言っていいくらい一般的な存在だ。特に裕福な人々が集まるマイアミでは、石を投げれば弁護士に当たると形容されるくらいたくさんいるようだ(主に不動産関係)。

どこの事務所へ行くべきか友人に相談したら、このwebsiteを紹介してくれた。早速出かけてみた。まず受け付けで用紙を渡され、今回受け取った違反キップについて記入をする。次は弁護士のアシスタントと面接で、ここまでは無料で相談できる。話をしてみると、今回違反した地域の裁判所は厳しく、異義申し立てをしても勝てる見込みは少ないとの事。もし弁護士に依頼するなら170ドルの費用がかかるが(費用は違反の内容や違反した場所によって大きく異なる)、違反金の減額はおろか点数も消せるかどうか分からないと言う。

「お勧めの方法は?」

「Traffic Schoolを受講して点数を消してもらうことね」

と言うわけで今回はあえなく玉砕。でも無料でいろいろな情報を仕入れることができたので良しとしよう。自分だけで裁判所に出かけなくて良かったdash

ちなみにその後友人がマイアミで違反キップを切られ(前回の私と同じ違反内容)、相談を受けたのでここを紹介したところ、80ドルで点数なしは保証、多分罰金もなしにできるだろうと言われたそうだ。キップを切られたらまずは相談してみることをお勧めする。

そんなわけでTraffic Schoolで4時間の講義を受けることにした。キップと一緒に受け取った用紙にその旨を記入し、18%減額された罰金の小切手を同封して裁判所へ郵送する。後は1カ月以内にTraffic Schoolの受講証明書を送れば違反点数が取り消される。でも罪を認めたことになるので、向こう5年間は免許証更新のたびに受講が必要だ。裁判所へ行って点数を消してもらう方が良い所以だ。

講義はネット上で受講できる。ネット上には実にたくさんのTraffic Schoolが存在する。値段も様々だが、安値を歌っていても受講証明を発行してもらうのに別料金がかかるところもあるので惑わされないように。私はここを受講してみた。講義は細かく分かれていて、途中で一時停止もできるが(後日改めて途中から再開できる)、一定時間が経過しないと次に進めないので、合計時間は最短でも4時間かかるようになっている。各単元ごとに小テストがあり、成績が悪すぎると先に進めない。最後に本番のテストがあり、8割正解すれば無事受講証明書を発行してくれる。Eメール(別料金)または郵送で受け取った証明書を裁判所に郵送すれば終了だ。

しかし、こんなことばかり経験値が上がっても、日本に帰国したら役立たないよな~。

2008年7月 2日 (水)

銀行口座の閉鎖

私はアメリカを離れても、アメリカの銀行口座を維持しようと考えている。銀行を維持することによって得られる利点は次の通りだ。

1.アメリカ旅行に来た時ドルを簡単に引き出すことができる
2.ドル決済のカードの支払いに利用できる
3.Personal Check(為替)やDebit Card(ATMカードなのだがアメリカではスーパーなどでお財布携帯のように使用することができる)を利用できる

欠点としては

口座維持に金がかかる。

そこで私が契約しているBank of Americaにいろいろと相談してみた。まずは法的に問題はないか?日本では、日本の住所がないと銀行口座を持つことができず、銀行から送付される明細書が銀行に戻ってくるようになると口座は凍結されてしまう。しかしアメリカでは、W-8BENと言う書類を提出すれば問題ないとの事(書き方はこちらを参照)。理由は日本人が日本に在住しながらアメリカでビジネスできるようにするため。この書類は、日本で税金を払うからアメリカには税金を収めませんよ、と言うためのもの。

では明細書の送付はどうなるか?Bank of AmericaではWebsite上のOnline Bankingのみで、明細書の送付をなしにすることができるようになっている(Paperless)。新しいカードの送付のためにBilling Addressを日本の住所に変更する必要があるが、これもWebsite上からできるため、日本に帰国してから行なえばいい。ただ、Billing Addressを日本の住所にしてしまうと、キャッシュカードの住所も日本になってしまい、インターネットショッピングで使用できないことがある。例えば、アメリカのapple storeで99セントで曲を購入することができなくなってしまう。その場合はアメリカの友人に住所を借りると言う手があるが、お金の絡むことなので、信用できる人に限った方が良いだろう。

最後に口座維持手数料について。Bank of Americaでは最低1ドルから口座を維持することができ、手数料はかからないとの事。さすがアメリカNo1の銀行、太っ腹!!でもsaving account(預金口座)を維持するのに毎月checking account(為替口座)から自動的に25ドルが移されることになっていたような…。Online Bankingでその月のうちに戻しておけばいいだけなのだが。

通常ならば、最後の給料や様々な契約の解約に伴って返却される保証金が入金された後に口座を閉鎖するため、いつどうやって閉鎖するかが問題となる。これらの心配をしなくて済むのも利点だ。ところが、口座を閉鎖したい人もわざわざ銀行に出向く必要はないらしい。預金を全て引き出して放っておけば3カ月経過したところで銀行の方で閉鎖してくれるとの事。確かに何も言わずにドロンする人の方が圧倒的に多いのだろうな、ここでは。

2008年7月 1日 (火)

後任がやって来た

私の後任となるRが日本からマイアミへやって来た。いよいよ私のマイアミ生活も最終コーナーにさしかかってきたようだ。

Rはマイアミ入りする際、シカゴの乗り換えが飛行機の遅れのため慌ただしくなり、荷物が置き去りにされてしまった。ホテルに荷物を届けてもらうように手配したが、当然のことながら約束の昼までには届かず、チェックアウトに間に合わなかった。仕方なく私の住所に届けてもらうように変更の連絡をした。通常だったらその日のうちに届くことはまずないと思える状況である。彼は着の身着のままでマイアミの日差しと湿気に苦戦することになった。

しかし、ここでウチのカミさんが大活躍。夕方にかかってきた航空会社からの電話を受け、無事近所のショッピングモールで荷物を運搬する車とのコンタクトに成功、Rの荷物を回収してきた。時刻は夕方5時を回っていたが、車にはまだたくさんの荷物が積み込まれたままで、中には昨日ロストしたと思われる者も混じっていたようだ。きっとこれらの荷物は時間切れで空港に舞い戻ることとなり、運搬の担当者が交代したところで行方不明となって、持ち主が何回も問い合わせをしないと出てこない羽目に陥ると予想される。くわばら、くわばら。

初っぱなからアメリカの洗礼を浴びてしまったRだが、生活のセットアップは着実に進行している。彼のセットアップを手伝っていると、自分がマイアミへ来たばかりの頃を思い出す。このブログを読み返してみると、新天地での生活に興奮しながら、異なる言語や習慣と格闘していた様がまざまざとよみがえってくる。

やはり最初はアメリカ生活3種の神器を揃えるところから始まる。今回はまず銀行口座からチャレンジした。アメリカに入国したばかりでSocial Security Numberはまだ申請すらしていない。だが、私がこの2年間で習得したマイアミジャングルサバイバル術で切り抜けることができた。

方法はこうだ。

まず、Rの身分を明らかにする。アメリカ人は肩書きにめっぽう弱い。日本人の比ではない。そこで、彼の日本での肩書き(外科医)を強調し、たった今日本からアメリカ入りしたことを伝える。そして、すでにマイアミでの職を獲得していることを強調する。新しい職場となるマイアミ大学はここではブランドの一つなので、だいぶ効いたようだ。

次に彼らの利益になる話をする。Rがここで得る給料を預金するための口座が必要だと話す。ここまで伝えれば、彼が銀行にとって上客だと言うことを理解させることができる。

後は彼らが手続きを進めるために必要な2種類の身分証明(パスポートと日本のキャッシュカード)を提示したら、後はトントン拍子に事が運んだ。Personal Check(為替)やVISAカード付きのATMカードも発行された。雇用証明書(Invitation Letterなど)や給料明細すら要求されずに済んでしまった。ということは張ったりかませば口座(と銀行のキャッシュカード)は作れると言うことか?

今回はRの居住先がすでに決まっていたのもかなり有利に働いたように思う。

だいぶいい気になって、今度はCellphone(携帯電話)獲得のためCingular(AT&T)のショップへ出かけた。Cingularではプリペイドのプランならば身分証明なしでもCellphoneを持つことができるのだが、通話料がかなり割高となる。それに後で通常のプランに変更する際に電話番号が変わってしまう。やはり最初から月額いくらの通常プランで契約した方がお得だ。

銀行口座があればSocial Security NumberがなくてもOKと聞き、しめたと思ったのだが、やはりCingularは甘くはなかった。以前の日本の携帯電話のように、2年契約を結ぶことによりCellphone本体の値段がかなり安くなるのだが、Social Security Numberがない場合は500ドルの保証金が必要だというのだ。保証金は1年間ちゃんと月額費用を払い続ければ2年目に月額費用の支払いとして使用することができるのだが、この金額は契約しようとしているプランの1年間の合計金額よりも高い。電話を持ち逃げされないようにする処置なのだろうが、要するに顧客を全く信用していないBusiness Modelである。私も以前同様なことを言われてキャリアを変更したのだが、相変わらずこのようなふざけたことを抜かすなんて、さすが元国営電話会社AT&Tだけある。腹を立ててショップを後にした。

やはり私も使用しているSprintの方が良さそうだ。こちらもSocial Security Numberなしだと保証金が高くなってしまったのだが、それでも250ドルとCingularに比べて半額だ。しかも2年契約により電話本体は無料となり、初期投資をだいぶ抑えることができた。

これでCellphoneで連絡をとることができるようになり、だいぶ楽になった。次は移動手段である車の購入だ。しかし、車の保険で問題発生だ!

つづく

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