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2008年3月17日 (月)

不法滞在の危機!

また大トラブル発生!今度はビザのトラブルだ。

正確には出入国カードにあたるI-94のトラブルである。ビザ(査証)は、アメリカ入国に際し必要となる入国許可申請証明の一部だ。これに対してアメリカ滞在中の身分を証明してくれるのが職場が発行する滞在許可証明(私の場合はJ-1 statusの証明であるDS-2019)とI-94である。
I94 これが出入国カード(I-94)。短期の観光でアメリカに入国するときは緑色のものを使うが、ビザで入国するときには白いものを使う。下の部分がパスポートに貼られ、アメリカ滞在中のstatusと滞在期間を証明する書類となる。

話は昨夏のカリブ海クルーズまで遡る。クルーズから帰国しアメリカ再入国の際に新しいI-94が作られたのだが、この記載が間違っていたのだ。I-94にはビザのstatusと有効期限が記されている。本来ならそれぞれJ-1、D/Sとなっているべきだが、なぜか観光ビザのstatusであるB-2、しかも期限が2007年12月いっぱいになっていた。仕事で国外に出る予定があり、久しぶりにパスポートを取り出してみて判明した。
I94 このように記載されているのが正しいのだが、
I94_2 なぜかstatusがB2に、しかも滞在期間をすでに超過している!

最初はI-94に対する知識が不足していて、それがどういう意味を持つのか理解できなかった。詳しい人に尋ねてみると、もし移民局のコンピュータ上のstatusがB-2になっているとover stayということになるかもしれないらしい。

「それってつまり不法滞在ってことですか?」

「そうなります」

「そ、そんな・・・crying

困った!! 期限内に気付いていれば、移民局へ行って事情を説明し、書き直してもらえたかもしれないが、今出向くと国外退去になってしまうかもしれない。日本に帰国して新しいビザを手に入れ再入国するには膨大な時間を要するだろう。

いっそのことこのまま黙っておくか?アメリカ国内にいる限りはstatusを確認されることはまずないし。だからこそアメリカでは数多くの不法滞在者が日々暮らしていけるのだ。でも不法就労ってことにもなるのでは?それに一度アメリカを離れたら再入国は難しくなってしまう。なにせ不法滞在した前科者となってしまうわけだ。最近移民法が厳しくなり罰則も強化されたようだし。

ほとほと困り果てネットで調べてみると、どうやらI-94のトラブルはとっても多いらしい。みなさんの苦労話が身に染みたが、残念ながら私と同様なケースは見つからなかった。移民弁護士のサイトにアクセスして無料相談を利用してみたが、予想通り

「移民法は複雑で、お客様一人一人の状況によって対応が異なってくるので、まず有料の査定をお試し下さい。」

との返事。金を払って弁護士に相談するしかないか?でもとんでもなく高いようだし、時間もかかるぞ、と周りからは脅される。

そもそも入国審査官のミスなのにどうしてこんなに困らなければならないのだ?私はDS-2019も見せたし、第一Bビザなんて取得したことないぞ。でも移民局によると、その場で間違いを指摘しない方が悪いとの事らしい。不条理な!

にっちもさっちもいかなくなり、胃が痛くなってきた(実際胃薬の世話にもなった)。

そこに救世主登場。カミさんがアメリカ人の友人に相談したらあちこちに電話を掛けまくってくれた。移民局の各部署やマイアミ港など何度も電話を回され、同じ部署を堂々巡りしたりしつつようやく辿り着いたのがここ。

shineDiffered Inspectionshine
TEL; (305) 526-2840
Address; 3550 NW 57Ave., Miami, FL

こちらに落ち度がなく、書類に不備がなければ書き直すから出頭するようにと言われた。カミさん、偉い!!一筋の光明が見えて来たぞ。

早速出掛けてみる。場所はマイアミ空港の一角、小型ジェット機が発着する建物の一室だ。ボードに名前を記入し順番を持つ。他には出頭を命じられた手紙を手にする人や弁護士らしき人らが待っている。入国審査官が現れ名前を呼ばれた。

「要件は?」

自分が怪しい者ではなく正規の書類を持って入国していることをとうとうと説明し始めると、

「何が問題なんだ?」

「I-94が間違っている」

「どれパスポートを見せてみろ」

パスポートを渡す。

「ほう・・・」

と神妙な顔つき。DS-2019を取り出すが要らないとのこと。

「ちょっと待ってろ」

新しいI-94に記入するよう言われ提出。しばらくして待合室の廊下に呼ばれる。

「直したぞ。コンピュータの記録を書き換えるのに48時間かかるから」

え?こんなに悩んだのにそれだけ?やはり単純に審査官のミスだったのだろうか。新しいI-94の番号が古いものと同じに書き換えられ、statusはちゃんとJ-1になっていた。何のお咎めもなく、特に書類も面接も必要なしで正しいstatusに戻ることができた。しかも無料。

弁護士に頼んだら、やはりここへやって来て書き換えをしてくれたのだろうか?それともこの方法ってかなりマイナーなやり方なのだろうか?この方法を知っている人はほとんどいなかったし、もし同じような悩みを抱えている人がいたら試してみる価値あり、デス。

これでどうやら前科者にならずに済んだようだ。しかしこの2週間は生きた心地がしなかった。みなさんにもアメリカに入国したら必ずI-94の記載を確認することをお勧めします。

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コメント

こんなトラブルもあるものなんですね。
亜米利加にビザで入国したことがありませんが、
何かのために憶えておこう。

(それはそうと日付がかなり遡ってませんか)

yukkeさん、こんにちは。
このようなトラブルシューティングもいつか何かの役に立つかも知れません。ないに越したことはありませんが。
書きためた記事の公開が遅れてしまいました。夏休みの宿題で出た日記を最終日に必死に書いたようなものだと思っていただければ。

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