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2007年12月31日 (月)

カウントダウン

本場のカウントダウンを体験してきた。

日本では、大晦日の夜には紅白を観て、除夜の鐘の音を聞きながら年を越すというのが定番であったが(病院でと言うこともままあったが)、アメリカの大晦日は厳かさとは無縁のお祭りだ。本場のカウントダウンを体験しに、ディズニーワールド、マジックキングダムへ出かけてきた。

目的はカウントダウンなので、昼過ぎに到着するように出かけたが、駐車場のゲートには「入場制限中」の表示が。案の定、今の時間帯は入場できないから別のテーマパークへ行ってくれと無料駐車場券を渡された。帰るお客さんの数によっては夕方に入場できるようになるだろうとのことだった。となりのエプコットでもカウントダウンは行われるが、せっかくだからマジックキングダムで体験したい。それなら駐車場で夕方まで待たせてくれ、と頼んでみたができないとの返事。とその時、ゲートにいた職員の一人が、カミさんが握りしめていた年間パスポート(年パス)に気付いてくれた。私を除く家族3人は年パスを所有している。

「あなた年パスを持っているの? それなら話は別よ。スペシャルサービスで入れてあげるわ」

年パスにこのような効能があるとは思わなかった。気付いてくれた職員に感謝、だ。

モノレールに乗り換えて無事入場。だがそこは、人、人、人、まさにイモ洗い状態であった。入場制限もうなずける。アトラクションはどこも長蛇の列なので、息子お勧めの「フィルハーマジック」を観た後は並ぶのをあきらめた。でも、パレードやショーがたくさんあったので、それらを観て回るだけで十分楽しめた。

今回は長丁場になるので、ビーチ用のシートや食料を持ち込んで万全の体制を敷いた。パレードやショーの1時間くらい前に場所取りをして座って待ち、体力を温存した。アメリカは土足文化だが、やはりシートが敷いてあるとどかどか入ってきたりはしない。同じようにシートや子供用のカートで場所取りをしている人がたくさんいた。と言うより、そうしていないとまともに観ることができないような有様であった。

ところが、シートに座ってパレードを待っていると、無情の雨が降り始めた。カッパを持参したので雨はしのげたが、タオル地のシートはびしょびしょ。とても座っていられる状態ではなくなってしまった。

それでもがんばってシンデレラ城の前でショーを鑑賞する。ステージにシンデレラが登場し、シンデレラ城のライトが点灯された。雪のようにデザインされた美しい照明がシンデレラ城を彩る。ライトの色が時間と共に変化していくという懲り様だ。
Cinderellacastle1 息を呑むような美しい照明に彩られたシンデレラ城

歩き疲れたので、夜のパレード1回目をあきらめてレストラン(ファストフード)で夕食を摂った。みなパレードを観に行っているのでさして並ばずに夕食を買えた。しばらくゆっくりしようと考えたのだが、パレード終了と共に人々がどっと押し寄せ、周囲で席が空くのをじっと待たれるような状況となってしまい、やむなく再び外へ。

雨は降ったり止んだりだが、折良く花火が上がり始めたので鑑賞する。アメリカの花火は、芸術的に組み合わされた日本のスターマインとは異なり、音楽のタイミングに合わせて緩急を付けて打ち上げられる。かなりの数が打ち上げられ、圧巻だ。しかしこの花火は前座に過ぎなかった。

再びシンデレラ城の前に移動しショーを鑑賞。ショーの終了と共に人々が移動し、ステージ正面に移動できた。この一角は通路と仕切られ、人々が座り込んでカウントダウンに向けて場所取りをしていた。雨も上がったようで、びしょびしょのシートの上にカッパを広げて座り、カウントダウンを待つことにした。

時刻は夜9時を回ったところ。子供らは寝息を立て始めた。背後では2回目の夜のパレードが通り過ぎて行く。

後で知ったことだが、夜10時くらいからはシンデレラ城前の広場への通行が禁止されたようだ。ファンタジーランドやトゥモローランドからシンデレラ城前に入れなくなってしまったのだ。人が多すぎて通行の妨げになるのが原因らしい。早めに場所取りをしていて正解だったわけだ。レストランで恨めしそうな顔をして我々を居辛くさせてくれたおばさん、ありがとう。おかげでいい場所でカウントダウンを迎えられました。

11時を過ぎたくらいから周囲は徐々に昂揚し始め、騒がしくなってきた。子供らも何とか目を覚ましたようだ。11時半から最後のショーが始まると気分は一気に最高潮に達し、今年も残すところ10分ほどとなったところで花火が上がり始めた。シンデレラ城のバックとその反対側2カ所からおびただしい数の花火が音楽に乗せて打ち上がる。途中からは煙で花火がほとんど見えなくなるくらい続けざまに打ち上がった。花火の大音響と人々の熱狂でこの広い空間がまるでライブハウスになったかのようだ。
Show2 最後のショーとともに気分は最高潮へ!

突然花火が止み、時計の音が聞こえてきた。今年も残すところ数十秒。ミッキーのカウントダウンが始まった。

「テン、ナイン、エイト・・・」

カウントダウンと共に数字の花火が打ち上がる。これには子供らも大喜び。

「スリー、トゥー、ワン・・・ゼロー!!

Happy New Year!!の声をかき消すように大轟音がとどろき始めた。マジックキングダム全体をぐるっと取り囲むように360度全周から花火が打ち上がり始めたのだ!光もすごいが音がものすごい。周囲からドン!と言う音と共に襲ってくる衝撃波が心地よい。人々はまさにお祭り騒ぎ!!

やがて花火が一段落すると、ステージにパフォーマーが登場。ダンスミュージックが始まり、踊り始めた。今度はマジックキングダム全体がディスコ(う~む、80’sの表現だな)と化した!どうやら2時まで続くらしい。

目的を果たした我々は踊り狂う人々を横目に帰途についた。元旦は寝正月を決め込むことにしよう。

2007年12月28日 (金)

コロラドへ1

クリスマス休暇を利用してスキーに行って来た。
行き先はコロラドキーストーンだ。冬に長期の休暇を取るのは就職以来初めてなので、喜びいさんで先月websiteから予約したのだ。ところが数日前から大寒波が到来、デンバー空港が閉鎖されてしまった。
出発当日、やきもきしていた天気も好天し、いざマイアミ空港を出発!というところで飛行機に電気系統のトラブル発生。修理に1時間ほどかかり、今度こそ出発!というところで今度はサンダーストームが。結局デンバー空港に到着したのは3時間遅れの夜11時になってしまった。
それから予約していたレンタカーを借り、真夜中の山道をキーストーンへ向かう。道は暗く、雪も深くなってきて、遭難するのでは?と心配したが、2時ごろホテルに無事到着。事前に電話連絡を入れておいたので(ちゃんと英語が通じているか心配だったが)、問題なくチェックインできた。子供らはすでにぐっすり。
部屋は広く暖炉まであり、大満足。時間も遅いので荷物もそのままに眠りについた。

2007年12月26日 (水)

キャンプ

クリスマス休暇を利用してキャンプに行ってきた。

場所はタンパ近郊のHillsborough River State Park。ここに限らずアメリカではあちこちのState Park(州立公園)にキャンプ設備が備えられている。もちろんState Park以外にもたくさんのキャンプ場があるが、設備の良さ、安全性、予約のし易さから、State Parkのキャンプ場は重宝している。State Parkの入り口にはゲートが設けられ、昼間はレンジャーが駐在している。日没以降はゲートが閉鎖され、チェックイン時に知らされる暗証番号でゲートが開く仕組みになっている。予約はwebsiteから簡単にできる(こちらから各キャンプ場websiteに飛び"Book canpsite now!"をクリックするとreserve americaのwebsiteで予約できる)。6ヶ月前から予約できるが、人気のある海辺のキャンプ場などはすぐに予約で埋まってしまう。

キャンプサイトは日本に比べるとだいぶ大きい。アメリカではテントよりも主にキャンピングカーでキャンプする人が多く、大きなキャンピングカーが入れるように奥行きの深い作りになっているのだ。このキャンピングカー、レンタルもできるようなので一度試してみたいと思っているが、運転も大変そうでなかなか踏ん切りがつかない。以前友人のキャンピングカーをみせてもらったことがあるが、中にはベッドやキッチン、トイレ、シャワーが備え付けられ、小さめのモーテルといった感じでかなり快適そうだった。

テントならば一つのサイトに2つ張っても十分に余裕がある。通常一つのサイトに車2台、計8人まで宿泊できるようになっている。今回も2家族で出かけた。サイトには通常バーベキューコンロ、テーブル、水道、電気のコンセントが備えられている。トイレ、シャワー、洗濯機はキャンプ場の中央に備えられていることが多い。
Campsite1 各サイトにはかなりのスペースがある
Campsite2 備え付けのテーブル。後ろに見えるのは隣のサイトのキャンピングカー
Campsite3_2 電気コンセントと水道が各サイトに備え付けてある

キャンプ場に到着したらゲートのレンジャーのところへ行き、チェックインの手続きを行う。車のTag No(プレート番号)が必要だ。ここでは周辺地域の情報なども提供してくれるし、薪も売っている。

サイトに到着したら、まずはテントの設営だ。次にコンセントの近くに組み立て式テーブルを設置する。ここで電気釜を使ってご飯を炊くのだ。名誉独身(家族がアメリカに来るまでの数ヶ月間は一人暮らしであった)の時に自炊で大活躍した飯ごうもあるのだが、電気釜の方が断然楽だ。他にはカセットコンロも便利だ。キャンプ用コンロに比べて手入れが楽だし、コンパクトだ。家で下ごしらえをしてきたカレーを火にかける。
Campsite4 テントを2つ張っても余裕がある
Campsite6 電気の近くに組み立てテーブルを設置。ご飯を電気釜で炊く

続いてバーベキューコンロで炭と薪を使って火をおこす。炭は周りに着火用燃料を塗ってあるタイプが主で、時化ていなければ着火は容易だ。ただ臭いに癖があるのが難だ。備長炭のような火力の強い炭は滅多にお目にかかれない。薪があると火力が強くなり、焼き肉にはもってこいだ。コンロには網もついているが、ステーキを焼くための隙間の大きい網なので、アルミホイルを載せて焼き肉を焼く。なかなか薄切り肉が手に入らないので、ステーキ肉を凍らせた状態でスライスし、手製たれに漬けたものだ。一緒に行ったご家族が用意してくれたリブステーキ肉と韓国製焼き肉のたれも美味だった。
Campsite5 バーベキューはキャンプの醍醐味。子供らも大好きだ

近くのスーパーで買ってきたシャンパンで乾杯。3.99ドルで安売りされていたシャンパンとはいえ味は上々。アメリカは本当に酒類が安い。日本の酒税がいかに高いかを実感してしまう。

食事が一段落したところでマシュマロが登場した。アメリカではバーベキューの定番らしい。串(今回は割り箸を使用)の先にさして火であぶり、柔らかく溶けてきたところでクラッカーに挟んで食べる。甘ったるいだけかと思っていたらこれがかなりおいしい。特にチョコレート味のマシュマロは絶品であった。焦げないように火との距離に気をつけながらできるだけとろとろの状態にするのがコツだ。これからは我が家でも定番としよう。

キャンプで困るのは虫だ。夏場に大量発生する蚊は、刺されると赤く腫れ上がり、かゆみも強い。特に海辺でのキャンプでは注意が必要だ。虫除けスプレーは必需品である。

蚊よりも困るのがNo-see-umsと呼ばれる虫だ。その名の通り目に見えないほど小さな虫で、メッシュも通過するのでたちが悪い。前々回の海辺のキャンプでは、睡眠中に何百カ所も刺され大変であった。数日してから張れと強いかゆみが発生し、2週間くらい続いた。人によっては水疱を形成し、色素沈着が後々まで残ってしまうようだ。この虫は通常のDEET含有の虫除けでは効かないらしい。肌を露出していなければかなり防げるので、長袖を着用するとよい。最近ではNo-see-umsに効く虫除けスプレーも売られているので、これを使うのも手だ。幸い今回は涼しかったので虫はあまりいなかった。

夜になると夜行動物が食料を漁りにやってくる。残飯を出しっぱなしにしておくとアライグマが食い散らかしていくので注意が必要だ。クーラーボックスも放置しておくとふたを開けて漁られてしまう。アライグマは狂犬病を媒介するらしく、漁られた食料は食べない方がよい。夜間は食料をテントや車に入れておいた方がよいだろう。
Raccoon1 真夜中に残飯を漁るアライグマ
Raccoon2 クーラーボックスのふたも開けてしまう。手形がくっきり残っている

Hillsborough River State Parkにはアルマジロも出没する。夜中にトイレに行った際、ごそごそ動いているのを目撃しびっくりした。頭が小さく、硬い皮膚を持っており、懐中電灯の光に浮かび上がったその姿はなかなか不気味であった。

朝は日の出と共に鳥たちが鳴き始める。北から越冬にやってきた鳥たちだ。冬とはいえフロリダの12月の朝はさほど寒さを感じない。すがすがしいキャンプ場の朝である。

2007年12月22日 (土)

クリスマス

今年も残すところあとわずか。

日本の師走というと慌ただしいというイメージと、年末の厳かな雰囲気が思い起こされるが、ここアメリカでは華やかな雰囲気が支配的だ。サンクス・ギビングを過ぎた頃から街行く人々は心なしか浮かれ始め、店も家々もライトアップされて華やかとなる。

マイアミのクリスマスツリーではLe Jeune RdMiracle Mileの交差点、Coral Gablesの一角にあるものが有名だ。
Christmastree
Christmastree2 Miracle Mileの起点に鎮座する巨大ツリー。街行く人々の目を楽しませている

各家々も様々なデコレーションがなされ、目を楽しませてくれる。中でも極めつけなのが家の近所にあるClot House。個人の邸宅なのだが、大豪邸で、隅々までライトアップされてまるで光の遊園地のよう。週末のみ一般公開されていて、マスコミでも紹介され、多くの観光客が訪れている。
Clothouse1
Clothouse2
Clothouse3 邸内の木々や建物、車までライトアップ。人形や電車も配置されて、アミューズメントパークのよう

今年も冬の遊園地Santa's Enchanted Forestがマイアミへやって来ている。昨年は何回か出かけたのだが、今年は仕事が忙しくまだ訪れていないのが残念だ。子供らはシーズンパスを手に入れて楽しんでいる。
Santasforest1
Santasforest2_2 遊園地はまさに光の洪水。週末ともなると大勢の人でごった返す

今年は我が家でもクリスマスツリーを飾ってみた。アメリカでは飾り付けも様々なものが売られていて、カミさんや娘は少しずつ買ってきたり作ったりしては飾って楽しんでいる。
Christmastree3 大きなツリーを飾れるのもアメリカならでは

先日ようやくクリスマスカードを作ってほぼ配り終えたところだ。日本の年賀状より少し時期が早いが、年末年始のあいさつと言った意味合いが似ているのが面白い。

職場は昨日が一応の仕事納め。仲間や上司・部下の間でクリスマスプレゼントがやりとりされた。昨年は職場に入ったばかりだったのでプレゼントを受け取ることはなかったのだが、今年はいくつかいただいた。どうやら日本のお歳暮のような意味合いもあるようだ。そんなことも知らず、プレゼントを用意していなかった私は同じ境遇の同僚ともども少し気まずい思いを。郷に入れば郷に従うべきであったが、どうやら情報収集が不足していたようだ。反省。ちなみにアメリカ人から頂いたプレゼントはワインやチョコレート。すてきなラッピングがなされていた。

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