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2007年8月31日 (金)

アメリカ交通事情

アメリカの道路では車はご存じの通り右側通行で、日本からやってくると最初は大いに戸惑う。かくいう私も2~3回左車線を逆走したことがある。幸い大事には至らなかったが。

アメリカの交通法規(および交通事情)は日本のそれと多くの点で似通っている。しかし細かいところはそれなりに違いがあって、日本の方が便利と思うこともあれば、アメリカの方が合理的と感じる面もある。

まずは右折だ。これは日本では左折に相当するが、アメリカでは多くの場合赤信号でも右折できる。十字路で赤信号に出くわしても左側から車が来ていなければ右折して良いことになっている。これはなかなか合理的ですっかりなじんでしまった。日本に帰ったら赤信号で左折してしまいそうで怖い。ただ"No Turn on Red"の表示があるときは赤信号の間は止まっていなければならない。他に"横断歩道を渡る通行人がいるときだけNo Turn on Red"なんてちょっとややこしい表示がなされている交差点もある。
Noturnonred "No Turn on Red"の表示がある場合は赤信号時は右折不可
Noturnonred2 こちらは通行人がいなければ赤信号でも右折可

ちょっと悩んだのが右矢印の赤信号の場合だ。これは右折車は赤信号の意味だから"No Turn on Red"と同意だと思っていたのだが、赤信号でも右折している車をよく見かけるし、止まっていると後ろの車からビービー鳴らされることもあった。"No Turn on Red"と書かれている場合とそうでない場合があるので、どうやら通常の赤信号と同様、安全確認して右折可らしい。しかし片側複車線の道路で右側2車線が右折専用の場合右から2番目の車線から赤信号で右折できるのかどうかは難しい。交通法規では"一番右側の車線は赤信号でも右折できる"と書いてあるので、右から2番目の車線はダメだと思うのだが、先日パトカーが赤信号で2番目の車線から右折しているのを目撃し、悩んでいる。でもこちらの警察は交通法規を守らないからなぁ。制限速度以上でぶっ飛ばすし(もちろんサイレンなし)、ウィンカーを出さずに車線変更するし、信号が黄色から赤になりそうでも交差点に突っ込んでくる。要するに事故を起こさなければ良いと言うことか?
Rightturnsignal 果たして右から2つめの車線でも赤信号で右折できるのか?

次は左折だ。これは日本では右折に相当する。大きな交差点ではなかなか左折できないので、左折専用の信号が矢印で示されるのは日本と同じだ。しかし、直進が先に青になり、これが赤になるときに左矢印青信号が出る日本とは異なり、交差する道路の信号が赤に変わるとまず左折専用信号機が左矢印青信号となる。続いて左矢印黄信号となり、消える(通常青信号になる、または左矢印赤信号になる)と同時に直進青信号が点る仕組みになっている。左折青信号が突然やってくるので赤信号の内から身構えていなければならないし、スタートダッシュに出遅れるとすぐに後ろからクラクションの嵐が襲ってくる。これは日本の方が良いような気がするぞ。
Leftturnsignal_2 直進よりも先に左折信号(矢印)が青となる(写真をクリックすると拡大します)

複車線ある道路では道路中央に左折レーンが設置されていて、どちらの車線からでも、また、どの位置でも左折する場合にこの中央レーンに進入することができる。広い道路ならではの便利スペースだ。この中央レーンは駐車場などから左折して広い道路に出るときにも有用だ。このような場合、左右から来る車が同時に途切れるタイミングを計るのが至難の業だが、まず左方向から来る車が途切れたところで左折してこの中央レーンに入り一時停止、右方向からの車(一時停止した車から見ると右後方から来る車)が途切れたところで右車線に合流すれば良いのだ。この中央レーンはとても便利。でも、日本の狭い道路事情では導入は難しいだろうなぁ。
Centrallane どちらの車線からも使用できる左折用中央レーン。これは便利!

交差点での一時停止もだいぶ異なる。日本では主幹道路に合流する道に一時停止表示があり、交通量の多い主幹道路に入るのがなかなか大変だが、アメリカでは4 way stopあるいはAll way stopと言って信号のない交差点に進入するすべての道路に一時停止表示がある場合が多い。このような交差点では、交差点で一時停止した順に進むことができる。順番を守らずに先に行ってもいけないし、自分の順番なのに他の車に先を譲ろうとしてもいけない。アメリカらしい合理的な考えだ。日本でも東京の首都高速など混雑に慣れている地域では、合流に際し交互に進むという暗黙のルールがあるが、アメリカではこれが法制化されているわけだ。
4waystop 4 way stopの標識

4 way stopの代わりにぐるぐるロータリー(正式名称が分かりません)が設置されている交差点もある。このロータリー、時計と反対方向に回る、と言う決まりがあり、ロータリーに入ったら徐行して自分の行きたい方向の道路を曲がるようになっている。左折するには3/4周しなければならない。
Gurugurucrossload これは小さなぐるぐるロータリー。大きなものでは5,6本の道路が交差し、ロータリーも2,3車線ある。

こうやって並べてみるといろいろと相違点があるものだ。まだまだあるので、そのうち第2弾をリポートするつもり。

2007年8月25日 (土)

【Treo700p】HotSyncトラブル発生!

久しぶりにスマートフォン、Treo700pの話題だ。

Treo700pを使い始めて10ヶ月、とても便利で片時も手放せない存在である。携帯電話 Cellphoneとしてはもちろんのこと、私の脳みその不足したメモリーを補ってあまりある情報集積機として友人とのコンタクト情報、日々の予定情報、医療情報等々を蓄えてくれている。時には計算機として、またある時には英日辞書として、そしてなかなかなじむことのできないフィート、インチ、ポンドなどの単位を変換するのにも大活躍だ。アメリカへ来てから2倍に増えてしまったメールアドレスに送られてくるメールを、文字通りいつでもどこでも受け取れるのもありがたい。

ただ、メールについては、それぞれのメールアドレス環境によりパームウェアを使い分けないといけないのが少々面倒だ。私は3種類のメーラーを使用している。

1.VersaMail
2.Papi-Mail J
3.Message

VersaMailはTreo700pに標準添付されているメーラーで、日本語入力ができないためアメリカで取得したアドレスに使用している。Papi-Mail Jは日本語対応メーラーで、しかもフリーウェアだ。日本のメールアドレスに使用している。MessageはSMS(Short Message Service)、いわゆる携帯メール用の標準添付ソフトで、チャットするような感覚で使える便利ソフトだが、私のプロバイダ契約環境では別課金となっているため使用頻度は高くない。他にWeb Mailを使用する際にはインターネットブラウザーであるBlazerを使用している。

最近HotSyncで問題が発生した。予定表 Calendarと連絡先 Contactのデータがシンクロ(同期)されなくなってしまったのだ。私は日本語環境コンピューターのOutlookとTreo700pのこれらのデータとをシンクロさせていた。ところがVersaMailで職場のメールを受け取るようにしてからそれができなくなってしまった。職場のメールはOutlook webmail serverで、VersaMailでメールを受け取りに行くと、この英語環境のOutlookとCalendarおよびContactデータもシンクロされてしまう。したがって、職場の英語環境のコンピューターで使用しているOutlookではシンクロされたCalendarおよびContactデータを見ることができる(日本語も文字化けせずに表示される)。しかし、私個人のコンピュータとHotSyncする際にはCalendarおよびContactデータがシンクロされないのだ。

web上を検索していろいろ試してみたがなかなかうまくいかない。Treo本体にあるCalendar Dataである"CalendarDB-PDat"およびContact Dataである"ContactsDB-PAdd"をFileZを使ってバックアップを録った後消去しHotSyncしてみるが、白紙の"CalendarDB-PDat""ContactsDB-PAdd"が新しく作られるだけだった。データに問題があるわけではないらしい。HotSync ManagerのCustum設定でデータを"Desktop overwrites handheld"するようにしてもHot Syncしてみると"Do nothing"に変わってしまっていた。

仕方ないのでハードリセットすることにした。ハードリセットは初体験だ。本当にデータのRestoreがうまくいくのか心配だ。ハードリセットをするに当たって以前から行おうと思っていたアップデートを併せて実施することにした。

まずデータのバックアップを録る。要するにHotSyncだ。"CalendarDB-PDat"と"ContactsDB-PAdd"はうまくバックアップされないため、FileZでファイル転送してバックアップを録る。次にハードリセット。websiteの指示に従ってSDカードを用いてアップデータを導入し、無事アップデートを終了。Phone SoftwareはTreo700p-1.10となった。

いよいよデータのRestoreだ。まずHotSync ManagerのCustum設定Backup項目で"Handheld overwrites desktop"となっているのを"Desktop overwrites handheld"に変更し、HotSync。無事終了したが文字化けしている。使用期限切れのメッセージが出てJaPonがインストールされなかったためだ。Palm Quick Installerを用いてインストールし直した。この際念のためHot Sync ManagerのCustum設定Backup項目を"Do nothing"にしておく。日本語環境を整えて確認してみるが、やはりCalendarDB-PDat"と"ContactsDB-PAdd"はシンクロしないままだ。ついでにBlazerまで立ち上がらなくなったぞ。

う~む困った。苦難は続く・・・。

2007年8月21日 (火)

住所変更

引っ越しをしたらあちこちに住所変更を届け出ないとならない。

ざっと挙げてみると、

1.郵便局(UPS)
2.銀行
3.電気会社 (FPL=Florida Power & Light)
4.電話会社 (Bellsouth、最近at&tと合併した。インターネット含む)
5.携帯電話会社
6.ケーブルテレビ会社
7.職場
8.子供の学校
9.運転免許証
10.健康保険
11.車両保険
12.カード会社

こんなところであろうか。

これらのうち2.5.7.10.12.はwebsiteから、3.4.6.は電話で変更できた。電話は昨年敷設の際にさんざん苦労したのでかなり身構えていたのだが、あっさりと変更でき、しかも引っ越したその日に電話線をモジュラージャックに差し込んだだけでつながった。インターネットもモデムをつないだらあっさり開通。しかも数日後には接続キットの新しいものまで(無料で)送られてきた。Bellsouthやればできるじゃん!一度捕まえた顧客を他社に横取りされないために引っ越しには力を入れているに違いないと邪推してしまった。何せこれまで幾度となく応対の遅さに苦労させられているのだ。

1.は郵便局へ行くと、日本と同じように住所変更用のはがきが用意されていて、これに記入して投函するだけ。一定期間は旧住所から新住所へ転送してもらえるし、転送開始日も指定できる。ただ、手続きに1週間ほどかかるようなので早めに申し込んだほうが良い。

9.運転免許証もwebsiteに住所変更サービスがあるのだが、VISAで入国している外国人は身元確認のためにDriver License Officeへ出向かなければならない(予約はこちらから)。ちょうど運転免許の更新時期と重なったので一緒に手続きを行った。

11.車両保険も更新時期と重なったので、保険料の支払いと併せて郵便で住所変更した。

ちょっと厄介だったのは8.子供の学校だ。今回引っ越しによって通学区が変わってしまったからだ。せっかく前の学校に慣れたところで、転校させるのも忍びなかったため、越境通学の申請を行った。これがなかなか手間だったのだが、友人の助けもあって無事終了。

ID(身分証明書)としても使用される運転免許証やカードは住所が一致していないとトラブルになることがあるので注意が必要だ。10.健康保険や11.車両保険も同様。いざ受け取る段になって住所が違う、と支払いを拒否されては目も当てられない。

銀行から発行されるチェックには左上に住所がプリントされている。新住所になったらこれも新しくしないといけないのだろうが、チェックを作るのは別料金だ。デビットカードが発達してきた昨今ではチェックを使用する機会はあまりなく、口座を開いたときに無料で作ってくれたチェックが大量に余っている。そのまま使用していて今のところ問題ないが、このままで良いのかな?

2007年8月20日 (月)

引っ越し

最近引っ越しをした。

アパートの契約が1年で満期を迎え、契約更新の時期になったのだが、ちょっと問題が発生した。私の住んでいる地域は最近家賃が低下傾向にある。一昨年のハリケーン被害以来マイアミでは地価バブルがはじけ気味らしい。それでもマイアミビーチや物件が新しいドラール地区では家賃は上昇し続けているようだが、私の近所は物件が古いこともあってか徐々に下がってきている。そこで家賃を下げてもらうべく交渉に臨んだのだがにべもなく断られた。契約を継続する方が新規契約よりも高い家賃を払うなんてばかげているので、部屋を出るぞと揺さぶりをかけようと思い、6月頃から物件を探し始めた。

するとカミさんがなかなか良い物件を探し出してきた。昨年住居探しでさんざん苦労した私は大変なことになったなと内心頭を抱えていたのだが、カミさんにとってはこれがなかなか楽しいことらしい。

一つめはすぐ近くにあるアパートで、外装を最近新しくしたらしくとてもきれいなところだ。プールやジムに加え、テニスコートやスカッシュコ-トまである。家賃も少しだけだが安い。引っ越しの手間暇を考えると微妙ではあるが、カミさんともどもかなり気に入った物件だった。

二つめはアパートではなくコンドミニアムだ。コンドミニアムは日本の分譲マンションに似ていて、アメリカでは個人が投機対象として購入し、貸し出すということがよく行われている。大家さんと1対1の関係で借用契約を結ぶので(実際はオーナーズグループというコンドミニアム自体を管理する団体が絡んでくるので多少複雑なのだが)、良い悪いは大家さんの人柄に大きく左右されることがあり、また、交渉ごとも多くなる。二の足を踏んでいたところ、カミさんの友人が交渉を手伝ってくれることになり、物件を見学に行った。

建物はタウンハウスと呼ばれるもので、日本の長屋が2階建てになったような感じだ。玄関を入ると1階にリビングとキッチン、2階にベッドルームがあり、玄関脇の花壇と裏庭 Backyardがついている。駐車場は玄関のすぐ前で、何かと便利だ。両隣とは壁1枚で隔たれているだけだが、壁は厚いらしく音はほとんど聞こえない。このコンドミニアムは入り口にゲートがあって24時間態勢のガードマンがおり、安全面も完璧だ。これで家賃が下がるのだから申し分ない。

建物が古いこともあり、オーブンや洗濯機などの機械類がまともに動くのかどうか心配で、交渉の際大家さんにあれやこれやと注文を付けて閉口させてしまったが(これまで交渉でさんざん痛い目を見てきたからなぁ)、無事契約締結。

次は引っ越しだ。引っ越しは友人らに手伝ってもらって自分で行なうことにした。トラックはUHALでレンタルした。UHALではweb siteからもトラックの予約ができるが、今回初めてレンタルするに当たり実際にトラックを見ておきたくて事前に店頭まで出かけて行った。2ベッドルームの引っ越しなら1.7フィートトラックで充分と言われ、これを選択。レンタル料金は1日29.95ドルで、これに走行距離と消費したガソリンに応じた料金が加算される仕組だ。
引っ越し当日の土曜日朝にUHALへ行ってみると長蛇の列が。引っ越しする人って結構いるんだな、と感心しつつ待つこと小1時間。無事トラックを借りてアパートに戻った。
Uhaultruck

1年前にここマイアミで生活を始めたときにはほとんど家具がなかったが、今はだいぶ増えた。店で購入したのはベッドとテーブルぐらいだが、日本へ帰国する方々から譲ってもらった品々でだいぶまともな生活を送れるようになった。これらの家具を運び出すのはなかなか大変だった。しかも部屋が2階なので階段から下ろさねばならない。

子供らのバンクベッド(2段ベッド)が一番の大物と考えていたのだが、結局ドアを通過しないため解体して運搬することになった。最重量級家具はソファ(レッグレスト付き3人掛け)だ。これは大人3人がかりでもひぃこら言いながら運ぶ羽目になった。幸い3人とも腰を痛めずに運ぶことができた。もろもろを運び入れると結局1.7フィートトラックに全部は収まらず、手伝いに来てくれた友人らの車にも乗せてもらうことに。何から何までお世話になって本当に頭が下がります。

トラックを運転して新しいコンドミニアムに向かう。車両が長いので内輪差で脇をこすらないよう細心の注意を払って運転する。運び入れは玄関にトラックの荷台をぴったり寄せることができ、しかも手伝いも大幅増になってあっという間に完了。一仕事を終えた男性陣は冷やしてあったビールでさっそくのどを潤す。

ここからは手伝いの奥様方が大活躍。部屋の模様替えが大好きという奥様が中心となってあっという間にきれいに片付けてくれた。おかげでわずか1日でちゃんと生活を始められるようになった。みなさま、本当にありがとうございました。

そして夜はそのまま引越祝いをかねてカレーパーティーに突入。子供も大人も大いに盛り上がった。

こうしてアメリカでの引っ越しは無事終了。部屋の中の機械類もちゃんと動いてほっと一安心だ。

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