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2006年10月31日 (火)

一時帰国

マイアミへ来て3ヶ月が経った。

日常会話は何とかこなせるようになり(それでも時々トンチンカンな答をして?な顔をされるが)、少なくとも貝のように押し黙っていなくても済むようになった。日常生活でのトラブルも少なくなってきたし、もし生じても多少余裕を持って交渉できるようになってきた。職場etcで友達と呼べる人も増えてきて(国際色豊か)、仕事もプライベートもそこそこ充実している。

いよいよ今週は一時帰国。家族をマイアミへ連れて来る。少し不安はあるものの、楽しみの方がずっと大きい。何せこれからのアメリカはパーティーシーズン。ハロウィンは逃してしまうものの、感謝祭、クリスマス、ニューイヤーと目白押しだ。家族と一緒に楽しめるのがうれしい。

今回の一時帰国以降しばらくは日本に帰らないと思う。ここぞとばかり日本生活を満喫して来よう。

まずは食べ物。寿司やすき焼きなどのベタな日本食はもちろんだが、和風韓国料理(要するに焼き肉)や和風中華料理(ラーメン)はしっかり押さえねばならない。それに日本酒。いずれもマイアミで食すのがかなり困難なものである。

後はやはり日本映画だ。時間の許す限り鑑賞して来よう(場合によってはDVDを入手してくるか)。

気をつけなければならないのは、英語を忘れないようにすることだ。せっかく覚えたこちらの人々の名前も。特に南米人は難しい(あるいは似通った)名前が多いから。

2006年10月30日 (月)

【Palm】パームウェア

Treo700pでは、メニューボタン2度押しでDA Launcherを起動させることができるそうだ。これで”キークリック(2回)+爪で画面タッチ”により日本語-英語入力切り替えができるようになった。先人たちの知恵によるとキーボタンに別の機能を与えることのできるソフトの導入により1回のキークリックで切り替えられるようになるそうだ。現在導入検討中。

Treo700pにインストールしたパームウェア(ソフト)は以下の通り。

ePocrates:今回Treo購入のきっかけとなった、多機能な英語版医療用パームウェア。医薬品ガイドブックRxのみフリーウェアとなっている。この医薬品ガイドは作用機序や薬理動態、副作用、相互作用についてもコンパクトにまとめられており、結構便利。他にMedMathやMed Toolsなどの計算ソフトを一緒にダウンロードできるようになっており、インストール時に選択できる。

KDIC:辞書用データベースソフト(シェアウェア)。様々な辞書が公開されており、その中から、
医薬品辞書:Palm医薬から「医薬品辞書」「医薬品一般名辞書」「臨床検査辞書」
日本語辞書:このページからGene95ベースで最大の辞書をチョイス
英語-スペイン語辞書:エスパニョール(スペイン語を母国語とする人々)の多いマイアミでは必須。
をインストール。

iSilo(v.4.32):Docファイルを閲覧するためのソフト。CLIE購入時にこの記事を読み、以来愛用している。思えばPalmを導入したのは診療メモをコンパクトに持ち運びたいという思いからだった。母艦にiSiloXをインストールし、HTMLデータとして作成した診療メモをDocファイルに変換してPalmに送り込む。最新版をインストールするためには新たにレジストが必要であった。

MedCalc(v5.33):臨床で使用する様々な公式計算を行ってくれる。最新版ではMELD scoreも入ってる。標準肝容積の計算式も入れてもらいたいな。日本語ローカライザーにより日本語表示が可能。

fAnethesia Palm版:微量点滴投与が必要な薬品の投与量計算、緊急薬品データなど、周術期管理に威力を発揮する。

DocumentToGo:Microsoft Officeと連携するためのソフト。Treoには、最新版のDocumentToGo8.0(もちろん英語版)がプレインストールされていた。JaPonによりドキュメントは全く問題なく日本語表示されているので、これをそのまま使用することにした。メニューバーの表示は英語のままだが実用上問題はない。母艦にはDocumentToGo6.0日本語版が残っているので、これを使用して同期してみたが特に問題はないようだ。

外部メモリーであるSDカードに置くことのできるデータは極力そうしている。本体内蔵メモリーに比較的余裕があるというものの、油断は禁物。

なお、医薬関係者のためのPalmリンク集は様々な医療用パームウェアが紹介されていて便利。

本日はここまでとした。今回これまで使用していたパームウェアの再インストールを行って感じたのは、医療系ソフトも多くがWindows Mobileに対応しつつあるという現実だ。近い将来PalmではなくWindows Mobileでも十分に仕事に対応できるようになりそうな予感がする。そうなったらPalmを捨ててWindows Mobileに走ることになるだろうか?私は趣味の面では頑固にβを使い続けたり、レーザーディスクにこだわり続けたりしたタチなのだが、こと仕事に関してはかなり現実主義者だ。ソフトウェアの面で劣勢に立たされたMacをさっさと捨て、Windowsに走った(実は、DVDソフトに付属する特典をMacでは使用できなかったことが一番の理由だったりもするのだが)。日本で発売されるスマートフォンがWindows Mobileだけであれば、帰国したら変心するかもなぁ。便利だもんなぁ、スマートフォン。

追伸:備忘録を兼ね、また、マイアミでPalm生活を始めた医学生さんたちに教える意味もあって勝手にリンクを張らせていただきました。先人の方々、ご了承下さい。

2006年10月29日 (日)

サマータイム

アメリカはサマータイムを採用していて、夏の間時間を1時間早めて活動している。

今日は10月最終日曜日。サマータイムから通常時間に戻る日だ。ところがこちらの人々はいつ1時間早まるのか意外と知らない。中には11月の第1日曜日だ、と言う人までいた。昨日最終的に得た情報が、本日日曜日の夜に切り換わる、というものであった。

そして今日、朝9:30に約束の場へ行くと誰もいない。どうやら既に通常時間に切り換わっていたらしい。携帯(スマートフォン)を見てみると、今朝までサマータイムを表示していた時計が通常時間に自動的に切り換わっていた。日曜日の夜というのは"未明"の意だったようだ。

マイアミ時間を考えれば1時間のずれは許容範囲内だが、それにしても時間にルーズなところだ。日本人が細か過ぎるのだろうか?切り換え日を日曜日にしているのは彼らなりの知恵であろう。

こうなると何時に切り換わったのか興味が湧く。「昨夜はmidnightが2回あったんだよ」と言っていた人がいたが、果たして・・・?

2006年10月28日 (土)

マイアミの食事

マイアミにはいわゆるマイアミ料理と呼ばれるような郷土料理はない。強いてあげればキューバ料理であろうか?カストロのキューバ革命以降、多くの亡命キューバ人がマイアミに住み着き、リトル・ハバナを中心とした一大文化圏を形成している。キューバン・レストランも数多くあり、これがなかなかいけるのだ。

もちろんステーキやファーストフードなどの、日本人にもなじみ深いアメリカ料理店は数多く存在する。先日アメリカ人Dr.連れて行ってもらったOld American Styleのレストラン"Cracker Barrel"は最高だった。しかしアメリカ料理は概して高カロリーで大味である。毎日食べていると胃がもたれてくるし、体重増加も問題になる。何よりも日本人としては旨みの効いた料理が恋しくなる。

マイアミにも日本料理店はある。その数は何百に達するらしいが、なんちゃって日本料理店も多い。お勧めは"Hiro's 奴さん"と"Matsuri"である。しかしこれらは安いとは言えず、そうちょくちょく通うこともできない。

そこで自炊だ。自炊は学生の時以来である。小さいながらJapanese Market(1412 79th Street Cswy, North Bay Vlg, FL 33141)が1軒あり、日本食材を手に入れることができる。中華食材店"Lucky"でも日本食材を売っている。

日本米も手にはいる。炊飯器も売ってはいるが、私は飯ごうで炊いている。一人暮らしで1合炊きがほとんどであるし、何よりも早く炊ける。お焦げもおいしい。Luckyで購入したカセットコンロを使用している。Cook1

2006年10月27日 (金)

【Paim】CLIEのデータをTreoに移行する

Treoは快調に使用できている。心配された通話エリアも、留学先のジャクソン記念病院ではむしろCingularよりもつながりやすいようだ。今週はドナー手術でオーランド(ディズニーワールドのある都市)とパームビーチ(Palm Beach、マイアミの北にある田舎町、Palmの聖地というわけではないようだ)へ出かけたが、電波を示すBarはちゃんと立っていた。

CLIEのデータをTreoに移行してみた。

パームデスクトップv4.2では、スタートメニューから"Palm"-"PIM conduit sync"を選ぶことでTreoと同期するソフトをパームデスクトップかOutlookか切り換えることができる。そこでまず同期先をパームデスクトップに指定し、CLIEからエクスポートしたバックアップデータをインポートする。パームデスクトップ上では日本語が文字化けしているが、構わずにTreoと同期すると無事データを移行することができた。JaPonによって問題なくTreo上で日本語表示された。次に同期先をOutlookに戻して再度同期するとOutlookにもCLIEのデータが移行され、ちゃんと日本語表示されている。
ドキュメントデータは、外部メモリーを使って移行した。CLIEのドキュメントデータをCLIE Filesを使ってメモリースティックに移し、母艦であるコンピュータを介してSDカードにコピーする。あとはSDカードをTreoに差し込みデータを本体に移すだけだ。データ移行のため、FileZをインストールした。このパームウェアの使い勝手はCLIE Filesとほとんど同じで使いやすい。

これでCLIEのデータを新しい環境に移行できたわけである。

さてFEPBoxの使い勝手だがすこぶる調子がいい。CLIEではDecuma手書きボードとGraffitiを使っていたのだが、TreoのキーボードとFEPBoxの予測変換の組み合わせの方が入力が早くでき、便利だ。日本語-英語入力の切り替えは、画面上にあるメニューバーをタップ→バーの何も表示がないところをタップ、でDA Launcherが表示されることが分かったので、FEPSwitchDAを使用して切り替えている。まだ3タップ要するので、他の方法を模索中。

2006年10月24日 (火)

【Palm】日本語化に挑戦

Palm(Treo700p)の日本語化に着手した。

英語版Palmの日本語化については多くの人たちがWeb上で情報を公開してくれている。今回は特にnabehisaさんの「英語版Palmを使う」を参照させていただいた。記事を追っていくのが大変だが、その際には右脳先生の「英語版Palmを日本語で使う!」が役立つ。

Palmの日本語化には大きく分けて3つの段階がある。

1.Palmとデータのやりとりをするコンピューター(母艦と呼ばれる)にインストールする”パームデスクトップ”の日本語化
2.Palm自身のOSの日本語化
3.Palmで日本語入力するためのパームウェア(ソフト)のインストール

”パームデスクトップ”の日本語化には、英語版パームデスクトップに日本語化パッチを当てて日本語表示させる方法と、CLIEに付属していた日本語版パームデスクトップを使う方法とがある。すでにCLIEを使用していた私にとっては後者の方が楽であるし、これまで蓄積したカレンダー、アドレス、To Do、メモのデータを移行しやすいというメリットがある。しかし今回Treo700pに付属していた英語版パームデスクトップ(Version4.2)にはEメールや、Palmで撮影した写真・ビデオを同期する機能が加わっていていた。
Palmphoto Treo700pのカメラはメガピクセルになっていて、光線状態に気をつければ十分実用的である(左の写真)。アドレス帳に貼り付けたりもできるため、これを使わない手はない。

日本語化パッチを当てることができる英語版パームデスクトップは古いバージョンv.4.1.4になるため、今回付属してきた英語版パームデスクトップv.4.2には対応していない。しかし英語版パームデスクトップv.4.2はカレンダー、アドレス、To Do、メモのデータをOutlookと同期することが可能なため、Outlookが日本語版であれば実用上問題がない。

CLIEに付属していた日本語版パームデスクトップのバックアップデータを録った後アンインストール、続いて英語版パームデスクトップv.4.2をインストールして(途中で同期するソフトをOutlookに指定する)最初のHotsync(母艦のパームデスクトップとTreo700pのデータの同期)を実行した。

無事Outlookの「連絡先」にあったデータがTreo700pに送られている。この段階では日本語は文字化けしたままだが。

次はTreo700pの日本語化だ。Palm OS5の日本語化パームウェアはいくつかあるが、フォントの美しさからJaPonを選択。まずは動作確認のため試用版を母艦にダウンロードし、インストール。続いてパームデスクトップの一部であるパームクイックインストールを使ってTreo700pにインストール。Treo700pでJaPonを起動すると、「連絡先」の表示が無事日本語化された。試用版は30日間の使用期限があり、表示フォントが限られているためまだ一部文字化けがある。数日使用して問題なければ、レジストリを行って(シェアウェアと呼ばれるこのタイプのソフトは、制作者に使用料を支払いレジストリキーを手に入れると使用制限が解除できる仕組みになっている。制作者の労力に対する敬意の証である)全文字収容版をインストールすることにしよう。

最後に日本語入力ソフト(パームウェア)をTreo700pにインストールする。日本語入力ソフトにはATOK for Paim OS5とPOBoxFFPがあるが、前者は有料の上パッケージ版であるため、アメリカでの入手が困難だ。後者のPOBoxFFPをインストールすることにした。インストール手順はJaPonと同様だ。これで日本語入力が可能になった。Treo650では日本語入力と英語入力を右シフトボタンで一発変更できたようだが、Treo750pではこのボタンが省略されている。POBoxFFP付属の入力切り替え用DAソフト、FEPSwitchDAを使おうとDA Launcher5.1b4をインストールするが(DAと呼ばれるタイプのソフトは起動するのにDAランチャーと呼ばれるソフトを必要とする)、そもそもTreoにはDA Launcherを起動するために必要なGraffitiエリア(スタイラスで文字入力を行う部分)が見あたらないので困った。この問題はもう少し学習が必要のようだ。

ここまで比較的あっさりと終了。先人たちの開発したソフトおよび公開された情報のおかげである。心から感謝したい。

分かりやすく説明しようと思ったが、なかなか難しいものだ。リンク先の先人たちの力を借りてほしい。

次回は「CLIEのデータをTreoに移す!」の予定

2006年10月23日 (月)

Is everything OK?

Is everything OK?

アメリカへ来てからよく耳にする言葉である。

レストランで注文をし、食事が運ばれてきて食べ始める。ウェイターが近寄ってきて"Is everything OK?"。注文したものはちゃんと来ているか?飲み物のお代わりはないか?追加の注文はないか?と聞いているのだ。支払いの時食事の代金とは別に彼らウェイターにチップを渡す。"Is everything OK?"はこのチップに対する仕事なのだと思っていた。

しかし最近別の意味があるように思えてきた。

こんなことがあった。

電話会社のBellsouthから10月分の請求書が贈られてきた。金額を見てみると妙に高い。HPにアクセスし料金の内訳を見てみると、9月分の支払いが含まれている。あれ?9月分はちゃんと払ったぞ?

Bellsouthに問い合わせてみるとやはり彼らの間違いのようだ。後日正しい請求書を送るよう依頼する。ここで日本人なら、「料金を二重取りしようとはなんたることだ。こっちが気付かなかったらどうするつもりだったんだ!」と憤るところだが、アメリカでは気付かない方が悪いと言うことになる。ひどい社会だな、と今までは思っていたが、ちょっと待ってほしい。

彼らは人は間違いを犯すものだと認めている。間違ったら正せばいいのだ。だからサービスの提供者は受け手に対して"Is everything OK?"何かこちらに落ち度はありませんか?と聞いているのだ。請求書にも、何か質問があったらこちらまで、とちゃんと書いてある。サービスの受け手も自分も間違いを犯す人間であることを認めているので、ちゃんと訂正されればそれ以上文句は言わない。

日本ではサービス提供者の落ち度は許されない。医療でも教育でも航空会社でも落ち度をゼロにすべく奮闘している。が、過ちは起こる。そしてマスコミの袋だたきに遭う。サービスの提供者はどんどん萎縮せざるを得ない。

果たしてどちらが住みやすい社会だろう?

人間誰でも間違いを犯す。それを正そうと努力する。大事になる前に対処できるよう落ち度はないか尋ねる。"Is everything OK?" 周りは被害を被ったら苦情を言い、対応に納得できなければ(裁判で)対決することになるのだ。

"Is everything OK?"は間違いを犯すもの同士のコミュニケーションに欠かせない言葉なのではないだろうか?

異なる習慣の中に身を置いてみないと理解できないことがある。海外留学の醍醐味の一つだと思う。

2006年10月22日 (日)

【Palm】Treo700Pを購入した

ついにPalmベースのスマートフォン、Treo700Pを購入した。

マイアミで最も通信エリアが広いとされているCingular Wirelessとの闘いで辛酸をなめてから1ヶ月、いろいろと考えたが、Sprintに切り替えることにした。Treoを扱っている携帯会社はCingular、Sprint、Verizonの3社である。Cingularは未だTreo650しか扱っていないが、SprintはすでにTreo700になっている。VerizonもTreo700を扱ってはいるが、マイアミでは非常につながりにくいとの評判だ。

Sprintのショップを訪れると、Cingularとはうって変わって店員の応対がとても丁寧だ。要求されたデポジット(保証金)も$150とリーズナブルで、Cingularで使用していた電話番号をそのまま移行できるという。月々の通話料もCingularに比べて安い。アメリカでは日本のような話放題のプランはほとんどなく、夜間・週末無制限+平日昼間何ドル分というのがベースプランとなり、そこにインターネット接続や携帯メールの料金が加算される。日本に比べると全体に高い印象だ。

その場で即決し、購入して持ち帰った。
Treo1_1Adapter 箱の中身はこのようであった。電源はワールドワイド対応で、アメリカはコンセントの形状が日本と同じであるため、日本に帰国してもアダプターなしで使用できる。ありがたい。

CLIE TJ-25と比べてみると画面は2周りくらい小さく、厚さは倍くらいか。CLIEと携帯を持ち運んでいたことを考えるとだいぶコンパクトになった。
Treoclie    

普段ポケットの少ないスクラブ(術衣)で活動するため、ズボンに引っかけて持ち運べるホルスターを使用することにした。ホルスターはVerizon製を選択。樹脂製で、SDカードスロット横の溝に引っかけて固定するようになっている。画面が内側になるように固定され、ボタンを誤って押さないように配慮されている。Sprintのものはビニールレザー製で画面がこちらを向くようになっていた。
Holder1 Holder2Holder3

電話番号の移行に少し手間取ったが(Cingularと契約したのはマイアミ到着2日目で、登録住所がホテルのものであったため、現住所と異なることから確認が困難であった)、Sprintの担当員が直接Cinglarと交渉してくれて事なきを得た。携帯会社を変更して本当に良かったと思う。無事インターネット接続もできるようになり、Webを閲覧してみた。日本語ページを見られるかどうかは今後の課題である。Web

2006年10月21日 (土)

Flags of Our Fathers(父親たちの星条旗)

ロードショー公開2日目の"Flags of Our Fathers(邦題「父親たちの星条旗」)"を観てきた。

太平洋戦争末期、制空権、制海権を失った日本に対しアメリカは太平洋の島々を飛び石式に攻略しつつ日本本土に肉薄していた。1944年両軍は硫黄島で激戦を繰り広げることになる。監督はクリント・イーストウッド。姉妹編の"Letters From Iwo Jima(邦題「硫黄島からの手紙」、11月日米同時公開予定)"と2部作を成し、それぞれアメリカと日本の視点からこの激戦を描いている。

本作品は硫黄島の擂鉢山頂上に星条旗を打ち立てた有名な写真を巡る物語である。両国の総力戦となったこの戦争で、この時期アメリカでは厭戦気分が蔓延してきた(前線へと派遣される徴兵が裕福な人々の子息にまで及ぶようになり、徐々に反発が強くなってきたようだ)。アメリカ軍はこの写真に関わった帰還兵たちを英雄に仕立て上げ、戦争債券の宣伝に利用しようとする。しかし兵士たちが硫黄島で見てきたのは敵味方に分かれて行われる殺戮の数々。失った仲間たち。しかも、この写真の裏には隠された真実が・・・。

クリント・イーストウッド監督の視点はあくまでも冷静である。日本兵はほとんど姿を見せず、”敵”として存在するに過ぎない。戦争がただ国同士の”衝突”に過ぎず、そこには正義や大義など存在しないことを”みせる”。心が震える映画である。

見かけはちょっとマッチョな大酒飲みの女好きじいさんにしか見えないイーストウッドだが、観客に愛され、業界人にリスペクトされるその姿はクールだ。

この作品はエンディングロールが終了するまで席を立ってはいけない。最後に映し出される映像に心を打ち砕かれることであろう。

マイアミ時間

マイアミの人は時間にルーズである。

パーティーやミーティングなど予定された時間に行っても人はまばらだ。開演時間と言うよりは開場時間といった感じである。周りの人々を見ていると、予定の時間を目標に出発して、途中渋滞に巻き込まれて遅れるというのが通常のパターン。ひどい人は時間が過ぎてから、そろそろ出かけなくては、と出発する。

したがって、会がスタートするのは予定の1時間後ということもざらだ。これがマイアミ時間である。

日本では、交通網が発達した都会では正確な時間で移動できるためか時間にはきちんと集合するが、地方へ行くに従い時間にルーズになっていく傾向があるように思う。マイアミは都会であるが、公共の乗り物はあまり発達しておらず、その上車の渋滞がひどくて移動には時間がかかる。それが時間にルーズな理由かもしれない。

しかし一番の理由は、マイアミ人口の多くを占めるラテン人の気質のような気がする。最近ではあまり腹も立たず、マイアミ時間にも慣れてきた。

要するに自分も遅れて到着しているわけである。

2006年10月12日 (木)

見学者が来た

私の留学先である、マイアミ大学ジャクソン記念病院(通称:マイアミジャングル)移植外科に日本から見学者がやってきた。2年間の初期研修を終え、H大学で今年外科医になったばかりのU先生。移植外科医志望で、休暇を利用して見学にやってきたのである。安易な方向に流れがちな昨今にありながら、彼はとても志が高く、活動的だ。

移植手術の見学に来たのだが、残念ながら滞在中に手術がなかった。しかし、回診や外来診療に参加し、また、こちらで働いている医師や日本から来ている医師にいろいろと話を聞いてだいぶ刺激を受けたようだ。アメリカでの移植外科研修を希望しているようなので、何年か後に再びマイアミを訪れるかもしれない。

私もこれまで2ヶ月半滞在した経験を総動員して案内した。病院や大学はもちろんのこと、それに少しはマイアミナイトライフについても伝えられたことだろう。有望な移植外科医の将来にプラスになれていればうれしいのだが。

これからの外科・移植外科修行は厳しい道のりだと思うが、是非がんばってほしい。

2006年10月 8日 (日)

ホームページ開設

ホームページを開設した!名付けて「マイアミジャングル探検記」!!

ブログ「マイアミジャングル日記」はこれまでマイアミでの日常のことについて書き綴り、あえて仕事に関しては触れなかった。しかし、これだけだとマイアミで遊んでばかりに見えるし、仕事の備忘録もかねて、ホームページを開設すべくここ数日準備を進めてきた。

今日は朝からアパートにこもって最終準備にいそしんだ。コンピューターは得意な方のつもりでいたのだが、知らないことばかりで悪戦苦闘した。ネットは奥が深い。公開する以上内容にも責任があるし、著作権や肖像権にも気を遣わねばならない。

こうしてひとまず公開にこぎ着けた。まだまだ内容は薄いし、デザインもほめられたものではないが、これから少しずつ整備していきたい。公開するためには正確な情報を得なければならないので、仕事にも一層力がこもることだろう。

マイアミジャングルの名前の由来についても触れているので、良かったら見て下さい。

2006年10月 7日 (土)

家具が(ちょっとだけ)増えた!

すっかり週末ブログになってしまっている。平日はちゃんと仕事しているから、と言うことでご容赦下さい。

私のアパートは2ベッドルーム、日本風に言えば3DKである。まだ家族が合流していないので、ここで一人暮らしをしている。家具と言えるのは、こちらに来てから購入したベッドと友人に譲ってもらった机(+いす)くらいである。

したがってリビングルームはこんな感じで閑散としている。大学生時代よりひどい部屋である。Libingbefore

ビーチ用のクーラーボックスをテーブル代わりにしている。以前も登場したが、TV台は段ボール箱である。床がタイルのせいもあって音が響きすぎて困っている。

家族が来てから一緒に家具を選ぼうと思っているためこのような具合なのだが、クーラーボックスのテーブルはとても使い勝手が悪い。そこで一計を案じた。キャンプ用のテーブルを購入したのだ。
Livingafter

少しはリビングらしくなったぞ。

どうだろう?自分ではだいぶましになったと思っているのだが。

2006年10月 1日 (日)

Flyboys

映画"Flyboys"を観てきた。週末ごとに映画を観られるなんて学生の時以来だ。うれしいなぁ。

この作品は予告編を見て鑑賞を決めたが、大当たりであった。日本公開が決まっていないようなので、極力ネタバレにならないよう紹介したい。

あらすじは、こうである。

時は1917年、第1次世界大戦にヨーロッパが疲弊していた時代。発明されて間もない飛行機は兵器へと変貌していた。アメリカが参戦しなかった戦争。だが、様々な理由により海を渡り、フランス空軍に入隊してアメリカ人初の戦闘機乗りとなった男たちがいた!

当時実在したラファイエット戦闘機隊がモデルとなった物語で、ジェームズ・フランコ主演、製作は「インデペンデンス・デイ」チーム、監督はトニー・ビル。CGを駆使した(一部は本当に複葉機を飛ばしているのではないか?)迫力の戦闘シーンは圧巻。戦闘機マニアをも唸らせるであろう複葉機によるドッグファイトは、松本零士「戦場まんがシリーズ(ザ・コクピットシリーズ)」で育った世代には感涙ものである。戦争における破壊のカタルシスに加え、戦闘への恐怖、仲間の死に対する哀しみがきちんと描かれ、期待を上回りつつ展開する物語と相まって、2時間30分があっという間に過ぎてゆく。戦闘と今後に描かれる青春群像劇、戦火に咲く恋(と書くとあまりにもチープな印象だがこのエピソードが秀逸)、と魅力を上げればきりがない。人情厚い隊長役のジャン・レノがいい味を出しているし、衣装もいい。フランス空軍の制服姿がかっこいい!

お勧めの映画である。ぜひ日本でも公開してほしい。

戦後疲弊したヨーロッパを尻目にアメリカは急速な成長を遂げ、同じように膨張した日本と第2次世界大戦のさなか激突することになるが、それは後の話。硫黄島の戦いを描くクリントイーストウッド監督作「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」も期待大!

やっぱり映画はいいなぁ。

カレッジフットボール観戦

アメリカンフットボールを観てきた。観戦したのはマイアミ大学ハリケーンズ対ヒューストン大学クーガーズの試合。カレッジフットボール、レギュラーシーズンの真っ最中なのだ。

マイアミ大学職員デーで格安のチケットが手に入り、ルールもよく分からずに行ったのだが、これが面白い。要は陣地取り合戦で、攻守の切り替えについて理解できれば(4回攻撃する間に10ヤード進めなければ攻守交代)、十分に楽しめる。攻撃が相手陣地深くに及べば観客の盛り上がりも最高潮に達する。得点すれば立ち上がって拍手喝采。ブラスバンドやチアガールの応援も華やかだ。

試合は第1,第2クォーターはクーガーズ優位に進んだが、第3クォーターになりハリケーンズが逆転のタッチダウン!大いに盛り上がった。帰りの混雑を避け、第4クォーター途中で帰途についたが、そのまま逃げ切り14-13で勝利した。

スタジアムのオレンジボウルも職場のすぐ近くだし、また観に来たいと思わせる試合であった。でも今年のハリケーンズはあまり強くないかも。

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